日章学園FW佐藤、2ゴールでJクラブ内定の実力証明 北陸との“雪の熱戦”を制す
佐藤は前半11分に先制点を奪うと、その10分後にはGKとの1対1を制して追加点
Jリーグ内定の宮崎出身ストライカーが、雪が散らつく中で躍動した。全国高校サッカー選手権1回戦、北陸(福井)対日章学園(宮崎)が行われ、来季からJリーグ・ギラヴァンツ北九州の内定が決まっているFW佐藤颯汰の2ゴールなどで、日章学園が3-1と初戦を突破した。
最前線にポジションを取った佐藤が早速仕事をしたのは前半11分、右サイドからの波状攻撃で上がったクロスに対して、右足ダイレクトで合わせる。チームに幸先の良い先制点をもたらした。
佐藤が先制点ゴールを決めて以降、ピッチはみぞれまじりの雪が降り出す。そのなかでも佐藤はゴールを狙い続ける。同21分、相手の後方ビルドアップが乱れたところを見逃さずボールを奪うと、相手GKとの1対1を制してこの日2点目を奪った。しかし、北陸もその直後にセットプレーからDF杉村勇輔のゴールで1点を返す白熱した展開に。前半は2-1で折り返した。
後半に入るとさらに過酷なピッチコンディションとなったが、両チームとも熱のこもった球際の応酬が続いた。そのなかでも日章学園は佐藤らを中心とした攻勢を仕掛けつつ、後半終了間際に途中出場のFW鈴木陽介が1点を追加。エースの活躍もあって勝利をものにした。
【了】
茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
page 1/1