ネイマールと共闘の五輪金メダルFWが苦悩 ベンフィカで再出発も半年で移籍話浮上

点取り屋として期待されたバルボーサ、今冬に新たな移籍先探しとポルトガル紙報道

 インテルから期限付き移籍でポルトガルに渡った若きブラジルの才能は苦悩の渦中から抜け出せていない。ポルトガル紙「ア・ボラ」は、リオ五輪ブラジル代表FWガブリエル・バルボーサの窮状を報じている。

 日本代表DF長友佑都が所属するインテルが昨季に保有権を獲得したバルボーサは、ブラジルで“ガビゴル”の愛称をつけられる若き点取り屋として期待の存在だった。リオデジャネイロ五輪では、オーバーエイジ枠のFWネイマールや、その後マンチェスター・シティに移籍したFWガブリエル・ジェズスとともに3トップを形成。地元開催のリオ五輪で金メダル獲得に貢献した。

 しかし、インテルに加入すると出場機会を得ることができずにベンチ暮らし。その状況を打破するために今季はポルトガルの名門ベンフィカに期限付き移籍し、母国語の通じる環境で再出発を図ったが、そこでもまともな出場機会は得られていない。

 同紙によると、加入半年ながらガビゴルは冬の移籍市場で違う期限付き移籍先を探すためにベンフィカの練習に参加しなくなるという。昨季の時点ですでに母国ブラジルに戻るという報道もあったが、今季もまたプレー先を探す冬になりそうだ。

 サッカー王国でも折り紙付きの才能は、欧州では苦境に直面している。ガビゴルは年明けにスタートする冬の移籍市場でどのような決断を下すのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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