柿谷が魂の決勝ヘッド! 二冠狙うC大阪が120分の死闘制し神戸を3-1撃破、14年ぶりの元日決勝へ

後半45分に失点も土壇場で水沼が同点ボレー

 すると試合は、終了間際に大きく動く。同45分、神戸は左サイドから切れ込み右足で放った大森のクロスがそのままゴールへ。これで勝負あったかと思われたが、後半アディショナルタイム、C大阪はロングボールから山村が競り合い一度はGKに弾かれるものの、MF水沼宏太がボレーでこぼれ球を押し込み土壇場で追いついた。

 延長戦に突入した試合は、両者が死力を尽くす展開に。延長前半5分にはC大阪のソウザが強烈なミドルシュートを放つがGKがセーブ。すると同7分、神戸MF藤田直之がペナルティーエリア内で痛恨のハンド。キッカーを務めた柿谷のシュートはGKキム・スンギュに弾かれるが、こぼれ球を柿谷がダイビングヘッドで押し込み2-1と勝ち越した。

 1点を追う神戸は同11分、FWハーフナー・マイクとFW大槻周平を同時投入。延長後半も神戸が押し込む展開となったが、C大阪は苦しみながらも耐え抜き、同9分にカウンターからソウザが決定的な3点目を奪った。このまま3-1で勝利したC大阪は、2003年以来14年ぶりの決勝進出。元日決勝で前身のヤンマー時代の1974年大会以来、43年ぶり4度目の頂点を狙う。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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