「相手を押し込むことが大事だった」

「相手が挽回してくる危険性があった。彼らはゴールを決めていたので、もう1点決めて相手を押し込むことが大事だった。シンジ・オカザキによるファンタスティックなゴールだった」

　後半16分に吉田がヘディングシュートを決めて、ホームのサウサンプトンは追い上げムードを見せていた。スタンドにも反撃への期待が高まったが、岡崎の2点目が完全に息の根を止めた。本拠地サポーターもこの一撃で観念したのか、ぞろぞろと客席を後にし始めていた。

　持ち前のゴール前での嗅覚が冴え渡った岡崎のファンタスティックな仕事ぶりで、サウサンプトン指揮官のハートもがっちりとつかんだ様子だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images