【対戦国分析|ポーランド】すべてはH組“最強FW”次第 単調な攻撃を封じれば逆に好機も…

[1]W杯予選の戦いぶりと戦術的な特徴

 1974年、82年のワールドカップ(W杯)で3位という成績を収めた経験を持つが、そこからしばらく低迷期が続き、2002年の日韓W杯と06年のドイツW杯は本大会に出場したものの大きなインパクトを残せずグループリーグで敗退。ここ2大会は欧州予選で敗れていたが、昨夏フランスで行われた欧州選手権(EURO)でベスト8に躍進し、王者となるポルトガルをPK戦まで追い詰めた。

 アダム・ナヴァウカ監督が率いる“白鷲”(ポーランド代表の愛称)軍団は、エースのFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)を中心に今予選も席巻。デンマーク、モンテネグロ、ルーマニアなど曲者揃いのグループで首位通過を果たした。なかでもレバンドフスキが絶対的な存在感を発揮して、チームの総得点28のうち16得点を叩き出した。

 右のMFヤクブ・ブワシュチコフスキ(ヴォルフスブルク)、左のMFカミル・グロシツキ(ハル・シティ)がチャンスメーカーとして機能し、彼らの後方から右のDFウカシュ・ピスチェク(ドルトムント)などサイドバックが追い越して速いクロスをレバンドフスキに合わせる。中央でMFピオトル・ジエリンスキ(ナポリ)が絡むチャンスメイクやフィニッシュも効果的なアクセントとなるが、基本的にはサイドを起点とした攻撃をレバンドフスキが仕留めるのが基本型だ。

 本来は16年のEUROでブレイクした新鋭の長身FWアルカディウシュ・ミリク(ナポリ)がレバンドフスキの相棒を担うが左膝、さらに右膝を立て続けに負傷して離脱。現在はリハビリ中にあるが、復活すればレバンドフスキとの強力なコンビになる。

 ディフェンスはGKヴォイチェフ・シュチェスニー(ユベントス)とGKウカシュ・ファビアンスキ(スウォンジー)が守護神の地位をハイレベルに争うが、全体的にカウンターに対して脆さがあり、欧州予選でも14失点しているのは本大会で躍進を狙う上での不安要素だ。190cmのDFカミル・グリク(モナコ)は1対1に滅法強いが、ここに11月の親善試合ウルグアイ戦(0-0)でプレーした23歳の左利きDFヤロスラフ・ヤク(ザグレビエ・ルビン)などが主力に定着してくるか。親善試合では3バックにトライしており、本大会で使用してくる可能性もある。

[欧州予選成績]
グループE1位 8勝1分1敗/28得点14失点

[W杯試合日程]
第1戦:6月19日18時(日本時間20日0時) セネガル戦(@モスクワ・スパルタク)
第2戦:6月24日21時(日本時間25日3時) コロンビア戦(@カザン)
第3戦:6月28日17時(日本時間28日23時) 日本戦(@ヴォルゴグラード)

 

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