香川、ドルトムント新体制初陣で今季3点目 米メディアが中盤で最高評価「質を見せた」

インサイドハーフで先発の香川、リーグ戦9戦ぶりのゴールでマインツ戦の勝利呼び込む

 

 ドルトムントのMF香川真司は、新体制の初陣でゴールという明確な結果を残した。現地時間12日に行われた第16節の敵地マインツ戦で今季リーグ3点目を決め、FKのキッカーを務めて先制点の起点になる活躍も披露。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」の採点で、香川はチーム最高点タイ、そして中盤では最も高い評価を受けている。

 

 今季ケルンを率いて解任されたペーター・シュテーガー氏がドルトムント新監督に就任し、新体制で出直しとなったドルトムント。4-3-3の右インサイドハーフに入った香川は後半10分、左サイドの直接FKでキッカーを務めると、ゴール前へ鋭いクロスを供給する。DFエメル・トプラクのヘディングシュートがポストに跳ね返ったところを、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスが詰め、ドルトムントが先制した。

 

 香川は後半33分に前線のプレスからFWアンドリー・ヤルモレンコのパスをゴール前で受けて決定機を迎えたが、相手GKのファインセーブに遭った。だが同44分、ゴールキックからのボールを、香川が頭で前方のFWピエール=エメリク・オーバメヤンへとつなぐ。エースが俊足を飛ばしてエリア内に侵入し、相手DF三人とGKを引きつけてラストパス。これを香川がゴールに流し込んだ。

 

 香川にとっては、芸術的なループ弾を決めた第7節アウクスブルク戦(2-1)以来、リーグ9試合ぶりのゴール。第7節以降、リーグ戦で3分5敗と勝利から見放されていたチームを救う活躍を見せた。

 

 記事では、試合全体の戦いぶりについて「ドルトムントにとっては最高の勝利ではなかったが、現時点では結果を得て自信を回復することだけに集中するだけだ。彼らはペーター・ボス前体制よりもコンパクトにプレーしてゴールを決めた」と伝えている。

 

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