本田が主役! CWC準決勝南米王者グレミオ戦でパチューカが互角展開で、死闘は延長戦に

シュート、ラストパス、デュエルで輝き放つ

 FW本田圭佑が所属するパチューカ(メキシコ)は、現地時間12日のクラブワールドカップ準決勝の南米王者グレミオ(ブラジル)戦の90分を0-0で終え、2試合連続の延長戦突入となった。スタメン出場の本田は、ミドルシュートや裏への飛び出しで積極的にゴールを狙うなど躍動した。

 パチューカは9日に初戦ウィダード・カサブランカ(モロッコ)戦に延長戦の末での勝利から中2日となった。会場もグレミオのサポーターの歌と声が響き渡る完全アウェー状態となったが、互角の戦いを演じた。

 前半8分、本田はゴール正面約25メートルでボールを受けると、左足でミドルシュートを狙った。少し引っ掛けたボールはゴール右に外れたが、積極果敢な姿勢を見せた。その後は南米王者が攻勢に出たが、パチューカもカウンターで対抗。本田も時折キープ力の高さを見せつけた。

 同29分には、味方との連動でゴール前に作ったスペースに本田が飛び出してトラップし、GKと1対1になるビッグチャンスを迎えかけた。だが、昨年までアルビレックス新潟でプレーしたDFブルーノ・コルテースがギリギリの場面でカットし、ゴールはならなかった。

 後半に入ると、パチューカがより攻勢に出る場面を増やした。その中心にいたのは本田だった。同15分には中央を一気にドリブルで割ってゴール前に入り込んでラストパスを出したが、惜しくもカットされた。また、同23分には左サイドからのクロスをヘディングで狙ったが、相手DFも最後までついて力のあるシュートを打たせてもらえず。

 コンディションの厳しいはずのパチューカの豊富な運動量が目立った一方で、グレミオの最終ラインの堅さと前線の個人技も光った。白熱の名勝負は両チームゴールを奪えないまま、0−0で延長戦に突入した。パチューカは今大会2試合連続の延長戦となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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