「消化試合なんて一つもない」 レアル挑戦権を逃した浦和DF、5位決定戦に闘志

クラブW杯準々決勝での無念の敗戦に、森脇は「意地とかプライドを示さないといけない」

 浦和レッズはFIFAクラブワールドカップ(W杯)初戦で、開催国代表のアルジャジーラ(UAE)に0-1で敗れ、現地時間12日の5位決定戦でウィダード・カサブランカ(モロッコ)と対戦することになった。初戦で途中出場したDF森脇良太は「消化試合と考えている選手は、ピッチに立つ必要がない」と、強い言葉で試合への意気込みを示している。

 浦和は現地時間9日の初戦でボールを保持する時間を長く取りながら、カウンター一発に沈むという無念の敗戦を喫した。森脇は後半途中に左足を痛めたDF遠藤航に代わって右サイドバックでプレー。アクシデントへの対応となり「もっと体を作って出られれば良かった」とウォーミングアップ不十分での出場となったが、持ち前の攻撃参加を随所に見せていた。

 遠藤がそのような状態にあるだけに、12日の試合では森脇が右サイドバックのスタメンに起用される可能性は十分にある。浦和は初戦を突破すれば欧州王者レアル・マドリード(スペイン)と対戦する組み合わせだっただけに、「もちろん、レアルとやりたかった本音はあるし、初戦で負けてガッカリな悔しい気持ちはある」と正直な言葉を並べた。それでも森脇は「でも」と言葉を区切って、強い決意を示した。

「日本を代表してアジアの王者になって、アジアを代表してここに来ている。そういう意地とかプライドを示さないといけない。この大会に消化試合なんて一つもない。しっかり自分たちの与えられた場所で結果を残すべくやりたい。もし、消化試合と考えている選手がいるなら、ピッチに立つ必要はない。強い気持ちを持ってやらないといけない」

 

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