「川崎に辿り着き日本のチャンピオンに…」 カターニャ地元紙が森本のJ1初優勝を祝福

過去のセリエA最終節での大逆転劇を引き合いに讃える

 川崎フロンターレは今季のJ1リーグを制覇し、初の国内主要タイトルに手が届いたが、そのFW森本貴幸がかつて所属していたイタリアのクラブ、カターニャの地元紙「カタニスタ」が優勝を祝福する特集を組んでいる。

 森本は今季、主にスーパーサブという役回りだったが、カターニャ時代には自身の名字と津波を意味する言葉から「maremoto」との愛称がついていた。そして「ブルーレッドのサムライ、日本のチャンピオン」として、かつてチームで活躍した点取り屋のリーグ優勝を祝福している。

 また、最終節での劇的な大逆転優勝に、「2002年5月5日を覚えているか?」と、セリエAでユベントスがインテルを逆転して優勝した際の記録を引き合いに出し、昨年のクラブワールドカップでレアル・マドリードと接戦を演じた鹿島アントラーズが、信じられないような引き分けを喫したことで、川崎が優勝の栄冠に輝いたとレポートしている。

 今季中に、イタリアメディアで森本がカブトムシの飼育をしていることが取り上げられたことを受け、「彼はカブトムシを育てるために帰国したわけではなかった。川崎というチームに辿り着き、日本のチャンピオンになった。タカ、おめでとう」と祝福のメッセージを寄せた。

 J1最年少ゴール記録を持つ森本も29歳となったが、リーグ優勝は初めての経験になった。そのストライカーに、イタリアから温かい声が届いている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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