柏木がACL大会MVPを受賞! 表彰式で大きな拍手、サポーターに喜びと感謝示す

優勝後の表彰式で発表 浦和はフェアプレー賞も受賞

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の今季の戦いが全て終わり、25日の決勝第2戦でアル・ヒラル(サウジアラビア)を破った浦和レッズのMF柏木陽介が大会MVPに輝いた。

 浦和は初戦のアウェーゲームを1-1で乗り切ると、ホームでの第2戦は苦しい展開になった。ボールを保持されて猛攻を受けたが、堅い守備組織で跳ね返し続けると、後半43分に最終ラインの背後に抜け出したFWラファエル・シルバがGKとの1対1で強烈なシュートを決めて決勝ゴール。1-0で勝利し、2戦合計2-1で勝利した。

 試合が終わった後のピッチでは表彰式が行われ、10年ぶり2回目の優勝を飾った浦和はフェアプレー賞も受賞。得点王には10得点を挙げたアル・ヒラルのFWオマル・フリービーンが輝いた。

 そしてMVPが柏木と発表されると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。トロフィーを受け取った柏木は、スタジアムを埋めた浦和サポーターを指さしながらトロフィーを見せると、ユニフォーム左胸のエンブレムを叩いて喜びと感謝を示した。

 決勝の直前に「しっかり整理して臨みたかった」と、来季以降の浦和との契約延長を発表した柏木は、守勢に回るチームのなかでも奮闘した。そして、後半終了間際に退くまで戦い続けた“走るファンタジスタ”は、MVPの栄誉を胸に、来月のFIFAクラブワールドカップで世界との戦いに挑んでいく。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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