ドルトムント監督、泥沼3連敗に嘆き節 痛恨ミスの1失点目は「バカげたゴールだった」

シュツットガルトに1-2と敗れ5戦未勝利 ボス監督の去就問題も浮上

 MF香川真司の所属するドルトムントは、金曜日のナイトゲームとして行われたシュツットガルト戦に1-2で敗れ、泥沼の3連敗を喫した。チームを率いるペーター・ボス監督は試合後、「バカげたゴールだった」とGKロマン・ビュルキとDFマルク・バルトラの連携ミスから生まれた1失点目のシーンを嘆いた。オランダ紙「AD」が報じている。

 ドルトムントは試合開始4分、飛び出した守護神ビュルキとバックパスを選択したバルトラの連携ミスによってボールを失い、相手FWシャドラック・アコロに先制ゴールを許した。ボス監督が「バカげたゴール」と振り返る痛恨のミスから失点する大失態となった。

 MFマクシミリアン・フィリップの今季6点目で一時同点とするも、後半6分にはカウンターから勝ち越しゴールを奪われ1-2で敗戦した。ボス監督は「残念だ。これは非常に大きな痛みの伴う敗戦」と振り返った。

 5試合勝利なし(1分4敗)という状況で、「AD」紙は「ドルトムントがまたも敗戦で、ボスが深刻な危機」と報じた。泥沼にはまり去就問題も囁かれ始めたオランダ人指揮官だが、「我々は諦めない」とファイティングポーズを崩していない。

 規律違反により、クラブから出場停止処分を下されたFWピエール=エメリク・オーバメヤンの不在も大きく響いた。2試合連続の先発出場となった香川も、相手の激しいマンマークに手を焼くなど攻撃陣も停滞。開幕ダッシュで首位を快走していたドルトムントだが、他チームの結果次第で今節には7位まで順位を落とす可能性がある。この不振から立ち直るきっかけを見出すことはできるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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