ブラジル代表選手との「差は歴然」 長友佑都が感じた“体”と“動き”の違いとは?

“やらされてきた体”と“楽しんできた体”に表れる能力の違いを冷静に分析

 日本代表は10日の国際親善試合でブラジルに1-3で敗れた。完敗から一夜明け、DF長友佑都(インテル)は“サッカー王国”の選手たちとの“体”の違いに着目し、「差は歴然」と脱帽している。

 長友はブラジル戦で日本代表史上7人目の100試合出場を果たし、ゲームキャプテンも任された。しかし、そうした達成感よりも、圧倒的なテクニックと強さを誇る王国に感服するしかなかった。

 試合後には、ブラジルの2点目をワールドクラスの弾丸ミドルで決めたDFマルセロ(レアル・マドリード)について、自身のツイッターで「マルセロ別次元やった。イニエスタがサイドバックしてるみたいな感じ。チームとしてプレッシャーいけてると思っても、簡単に剥がされる。涼しい顔して。学ばされるなー」と綴っていたが、11日に再び投稿を行い、ブラジルとの“違い”について持論を展開した。

「やれ!とやらされてきた身体と思考、サッカーを遊び感覚で楽しんできた身体と思考では積み重ねると大きな違いがでる ブラジル代表の選手はゴツいんだけど、身体グニャグニャで躍動感がある 日本の選手とは特に上半身の動きが違う 足だけで踏ん張って動く身体、上半身と連動して動く身体。差は歴然」(原文ママ)

 “王国”ブラジルではサッカーが生活に根付き、スポーツというよりも“遊び感覚”に近い。それゆえ“強要”され鍛えられてきた体とは、柔軟性や躍動感に長けていると長友は分析。上半身と下半身が連動して動くブラジルの選手たちとは「差は歴然」と、現実を受け止めている。ヨガに取り組むなど、積極的に自分を磨いてきた男が感じた大きな“壁”。長友は直面したこの課題を、どのようにクリアするのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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