遅れてきた“秘密兵器”長澤、泰然自若の心構え 「チャンスはいつ巡ってくるか分からない」

自分のプレーがチームの勝利につながれば…

 それに加え、今回は浦和から長澤を含めて5人が招集された上に、FW大迫勇也はケルン時代のチームメイトでもある。すでに大迫とはチームの近況などコミュニケーションを取ったと言い、「そこまで気を遣わずに入れた」と不安はない。

 指揮官は競争意識を植え付けることを重要視し、来年6月のロシア・ワールドカップに出るためには選手たち自身がその切符を勝ち獲ることが必要だと力説している。だが、長澤はチームと個人を分けた言葉で本大会への道のりを見据えている。

「目標として、チームでワールドカップに向けてというのが日本代表としてあると思いますけど、個人としては初選出ですし、試合に出ればまずは自分のプレーを出すことが必要だと思う。それがチームの勝利につながればなお良いですし、まずは次の試合にフォーカスしたい。もちろんチームとして本大会を目指しているので、一員としてそこは目指すべきことだと思いますけど、まずは目の前の2試合に集中したいと思います。チャンスでもあるので、自分のプレーができて、それがチームの勝利につながればという思いですね」

 ピッチ上の激しく相手に挑みかかる姿勢とは対照的な冷静さばかりが目立った。一方で、ハリルホジッチ監督が若手選手に不満を持ちがちなコミュニケーション能力に問題がない部分も垣間見せている。

 遅れてきた“秘密兵器”と期待される長澤は、上海上港戦で元ブラジル代表MFオスカルを封じ込めるなど、トップレベルのプレーヤーに対して遜色ない部分を見せた。ブラジル、ベルギーという強豪を相手に、日本代表の一員として新風を吹き込むことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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