ドルトムント対バイエルン、因縁の「デア・クラシカー5選」 香川が躍動したあの一戦も…

米メディアが特集 香川が開始3分に決めた11-12シーズンのDFB杯決勝も選出

 ブンデスリーガは現地時間4日に行われる第11節で、ドルトムントとバイエルンの直接対決「デア・クラシカー」が開催される。ドイツ屈指の名門同士の一戦は近年白熱した戦いを見せるが、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は「大きなインパクトを残したデア・クラシカー5選」を選出し、MF香川真司がゴールを決め優勝に導いた2011-12シーズンのDFBポカール決勝も選ばれている。

 国内リーグ計27回、カップ戦18回の優勝を誇るバイエルンと、それぞれ8回、4回の優勝にとどまっているドルトムント。タイトル数の差が示すように、1971年に行われた直接対決では11-1という信じられないスコアでバイエルンが勝利した試合が今回選ばれるなど、“格”は完全に違っていた。

 ただ、その流れが変わってきたのは2010年代に入ってから。ユルゲン・クロップ監督の就任によって「ゲーゲン・プレス」を手に入れたドルトムントは、バイエルンに肉薄。2011年2月にルイス・ファン・ハール監督率いるバイエルンに3-1で快勝した試合、そして今はバイエルンの得点源となったFWロベルト・レバンドフスキが鮮やかなバックヒールを叩き込み1-0で勝利した、2012年4月のリーグ戦が取り上げられている。

 それとともに“ドルトムント強し”の印象を与えたのは、5-2で勝利した12年5月のDFBポカール決勝だ。「シンジ・カガワの開始3分弾でドルトムントに素早く試合の流れを呼び込むと、フンメルスがPKで勝ち越し、レバンドフスキのハットトリックと5ゴールのハンマーでバイエルンを叩きのめした」と当時の攻撃力を振り返った。

 

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