ルヴァン杯決勝史上“最速失点”を招いた川崎DFが悲痛 「起こしてはいけないミスをした」

開始47秒の失点を誘発したDFエドゥアルド 「ミスをしてはいけない場所で…」

 試合開始47秒で訪れた悲劇――。川崎フロンターレのDFエドゥアルドは、4日のルヴァンカップ決勝にスタメン出場したが、浮き球のクリアに失敗してセレッソ大阪のFW杉本健勇の先制ゴールを招いてしまった。結局、その1点がチームに重く圧しかかり0-2で敗れた。

 選手、観客、誰もがまだ試合に完全に入り込めていない開始直後の悪夢だった。川崎のキックオフで始まったゲームはC大阪がボールを奪い返し、左サイドに展開。C大阪のスローインとなり、ヘディングでつないだボールはフワリとエドゥアルドのところへ。右足で合わせてクリアにいったモーションは空振りとなり、背後にいた杉本は完全にフリー。そのビッグチャンスを確実に決められC大阪が歓喜を爆発させた時、試合はまだ47秒しか経っていなかった。

「あのシーンに関しては、相手よりボールを先に触ってクリアしようとしたんですが……。正直、ミスをしてはいけない場所でミスをしてしまった。自分としては、決勝だからということで緊張していたとは感じていないです。起こしてはいけないミスをしてしまった」

 この決勝は、DF奈良竜樹の出場停止によりスタメン出場のチャンスが回ってきた。しかし、その思いは開始1分と経たないうちに全く正反対の結果として表れてしまった。それでも、その後の試合を戦うための支えになったチームメイトには感謝の言葉を残している。

 

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