FIFA最優秀選手受賞のC・ロナウド、“歓喜”と“感謝”のスピーチ「双子にも伝えたい」
ライバルのメッシ、ネイマールに大きく差をつける43.16%の得票率で貫録の受賞
レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、また一つ新たな勲章を手に入れた。現地時間23日に行われた国際サッカー連盟(FIFA)の年間表彰式「ザ・ベストFIFAフットボール・アウォーズ2017」で、2年連続5回目のFIFA男子最優秀選手賞に輝いた。スペイン紙「マルカ」によれば、ロナウドは会見で家族やタイトルを争ったリオネル・メッシ(バルセロナ)、ネイマール(パリ・サンジェルマン)にも感謝を告げる器の大きさと貫録を見せつけたという。
同投票でロナウドは43.16%の得票率を集め、2位メッシの19.25%、3位ネイマールの6.97%を大きく上回る結果となった。昨年の同タイトルではロナウドが34.54%、メッシが26.42%だったことを踏まえると、今年はさらに差をつけたことになる。
もはやお馴染みとなりつつある、ロナウドの受賞スピーチ。「まずはレアル・マドリードとポルトガル代表のチームメイトに感謝したい。特別な1年間だった」と周囲に感謝しつつ、自らをこう誇った。
「僕にとって才能、ハードワークに数多くのことを捧げた11年間で、この賞を手にすることができた。この賞は個人のものだけど、チームで手にしたものだよ。僕の家族は今日ここにいるけど、兄弟、友達、子ども、ガールフレンドのためのものだし、双子にも伝えたい」
それと同時にナンバーワンプレーヤーを争う2人にも「全ての人に感謝したい。ここにいるレオ・メッシとネイマールにもだ」と懐の深さを見せつけた。「僕はこのタイトルを初めて獲ったのはイングランドでのことだったけど、また再び手にすることができた。自分にとっては特別な瞬間だよ」と繰り返したロナウド。来年2月で33歳となるが、その意欲は衰えるどころか増す一方だ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images