“森保ジャパン”の歩む道は? 教え子がチーム作りの特徴を証言「間違いなく原点は守備」

広島で計4年間指導を受けた森脇曰く「チームを鼓舞するのが上手な方」

 日本サッカー協会は12日、2020年の東京五輪に向けた代表チームの監督に森保一氏が就任することを発表した。サンフレッチェ広島時代に指導を受けたDF森脇良太(浦和レッズ)は、「間違いなく原点は守備」と経験を踏まえて同氏のチーム作りについて語った。

 森保氏は、2012年にミハイロ・ペトロヴィッチ監督(前・浦和監督)からチームを受け継ぐ形でJ1広島の監督に就任。1年目でリーグタイトルを獲得するなど手腕を発揮し、翌年も連覇を達成。15年にもリーグ優勝と、4年間で3回の優勝をチームにもたらした。しかし、今季は苦戦が続き、7月に広島の監督を辞任していた。

 森脇は、森保監督が広島のコーチを務めていた時期(07~09年)と、監督時代の1年目(12年)に指導を受けている。かつての教え子は恩師について、「サッカーに対する情熱があって、闘争心も見せます。チームを鼓舞するのが上手な方という印象があります。一緒にやっていて、サッカーへの熱さを感じました」と表現。そして、チーム作りの特徴をこう話した。

「間違いなく、原点は守備にある方です。そして、チームが立ち返る場所というのを必ず作る監督なので、そういうところからキッチリとした形で進めるのではないかなと。何よりも諦めるのが大嫌いな監督なので、負けていても、勝っていても、負けん気というようなものを求める方です。僕は、ブレない芯の強さというものを感じていました。選手みんなに寄り添える方ですし、コミュニケーションを取ってくれます。大きな仕事のできる監督さんだと思っています」

 

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