豪州監督、W杯出場の望みをつなぐシリア戦へ背水の陣 「私は愚か者になる」

第1戦は1-1ドロー、大陸間プレーオフ進出へホームで大一番 「我々の目標は明確」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)のアジア・プレーオフ第2戦、オーストラリア対シリア戦は10日にシドニーで行われる。第1戦は先制したオーストラリアが終了間際に失点し、1-1のドロー決着。大陸間プレーオフ進出への切符は第2戦の結果に委ねられることになったが、アンジェ・ポステコグルー監督は運命のシリア戦に向けて「愚か者になる」と語った。スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」オーストラリア版が報じている。

 シリアの政情不安を受け、中立地マレーシアのマラッカで行われた第1戦。オーストラリアは前半40分にMFマシュー・レッキー(ヘルタ・ベルリン)が放ったシュートを、ゴール前に走り込んだFWロビー・クルーズ(ボーフム)が押し込んで先制した。しかし、後半40分にゴール前の競り合いでレッキーがファウルを取られてPKを献上。シリアのFWオマール・アル・ソーマ(アル・アハリ)に決められ、試合終了目前で勝利を逃した。

 “背水の陣”となる第2戦は10日にオーストラリアのホームで行われるが、ポステコグルー監督は前日会見で「私は愚か者になる」と独特の表現で決意を語った。「毎試合ラストゲームのつもりで臨んでいる」という指揮官にとって、「全てが特別な試合」。次のシリア戦に勝利すれば、北中米カリブ海予選4位チーム(現時点でパナマ)との大陸間プレーオフに進めるが、すべきことはシンプルだと力説する。

「我々の目標は明確。我々は勝つ、それだけだ。相手を倒すこと以外のことを考えると、厄介な状況に陥るからね。我々は自分たちのフットボールをすればいい。アグレッシブに、攻撃的にプレーしたい」

 

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