不当な判定を受けたイブラに集まる同情の声とチェルシーへの批判

たくさんの赤ん坊たち

 チェルシーのフィールドプレーヤー9人の主審に対する示威行為に、イブラヒモビッチは「たくさんの赤ん坊がいるみたいだった」とあきれ 顔で振り返っている。
「もしかすると、彼が試合前の記者会見で言ったことが、レフェリーの頭の中に入っていたのかもしれない。ジョゼ・モウリーニョのチームを考えるたびに、リスペクトされるべきだが、ああいうシチュエーションがしばし起こるので好きにはなれない。他のチームや監督の比ではないほどのレベルにまで勝とうとする。何人の選手のリアクションを見れば、完全に役割を果たしているだけと分かる。そして、モウリーニョの指示が効いているのだろう」
 キャラガー氏は、現役時代にリバプールの主力としてしのぎを削ったライバルチームに手厳しく批判していた。
 同じく解説者の元ニューカッスル監督のグレアム・スーネス氏は、「素晴らしい試合だったのに、あれは残 念だ。同時に怒りを覚える。フェアプレー精神がビッグゲームでは勝敗を左右するものだ」と憤慨していた。
 同氏の言葉通りチェルシーは数的有利に立ち、2度もリードを奪いながらも延長戦で敗退の憂き目を見た。
「あれは退場ではない。オスカルのスパイクの裏も高かった。あれが試合を台無しにした。最強のチームが勝つという時代ではないのか」
 死闘の末に敗れたチェルシーだが、英国内では敗退という試合結果以外の部分で大きな批判を集めている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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