“仙台キラー”の興梠が2ゴール! 敵地5年連続弾で10戦13発、浦和の3-2勝利に貢献

昨季J1得点王のゴール数に到達

 浦和に流れた嫌なムードを振り払ったのは、またしても仙台戦に相性抜群のエースだった。同15分、右サイドバックのDF遠藤航が敵陣でボールをカットすると、MFラファエル・シルバとのコンビネーションで右サイドを突破。中央を確認して上げた遠藤のクロスに興梠が頭で合わせて勝ち越しゴール。これで興梠はこの日2点目で、2-1と浦和がリードを奪った。

 その後は次第に仙台が浦和を押し込む時間が長くなったが、同37分にR・シルバがMF武藤雄樹とのワンツーで抜け出し、GKとの1対1をゴール右に冷静に流し込んで追加点。仙台も同43分に左サイドからのクロスを途中出場のFWクリスランが頭で押し込んで1点を返したが、追撃は及ばず。浦和が3-2で勝利した。

 浦和は2010年に仙台がJ1昇格してからのアウェーゲームでは、通算1勝3分3敗と相性が悪かったが、昨季に続いて2年連続での勝利。この日の2得点で今季19得点とした興梠は、13年の浦和加入から仙台戦で10試合13ゴール、アウェーでも5年連続ゴールと完全なる“仙台キラー”ぶりを発揮している。そして、昨季にピーター・ウタカ(昨季広島)とレアンドロ(神戸)が得点王を獲得したゴール数に早くも並んだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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