巧妙トラップから芸術的ドライブシュート炸裂 フィンランドで生まれた圧巻ゴール

SJKのイオンズが胸トラップしたボールをダイレクトボレーで仕留める

 フィンランド1部のヴェイッカウスリーガ第26節が11日に行われ、セイナヨエン・ヤルカパッロケルホ(SJK)が本拠地でヴァーサン・パロセウラ(VPS)に2-1で勝利。この試合で選手たちも思わずその弾道を追ってしまうスーパーゴールが生まれた。

 観る者を魅了する圧巻の一撃が生まれたのは前半21分だ。VPSに1点を先取されたSJKは最終ラインからボールを回して反撃を開始。センターライン右側から前線に供給されたロングフィードに反応したのが、23歳のFWビリー・イオンズだった。

 左サイドを駆け上がったイオンズは、パスがやや短いと見るやランニングコースを変更。中央へと軌道修正し、ペナルティーアーク付近で胸トラップの体勢に入る。ボールは大きく浮いてしまったが、前方にぽっかりとスペースが空いたのを見逃さずダイレクトで右足を一閃。シュートはクロスバー上まで浮き上がり、相手GKは枠を外れると判断したのか、ボールの軌道を追った。しかし、ボールはそこから急激に落下。一気に枠内へとコースを変え、ゴール右側のネットに突き刺さった。相手GK、DFも思わず顔を見合わせるほどの切れ味鋭いドライブ回転の同点弾だった。

 SJKは前半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪い、そのまま2-1で勝利。フィンランドのサッカー専門サイト「Escape To Suomi」は公式ツイッターで、一言「ブーン!!」とイオンズのシュートを形容して速報した。

 

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