独首相がサッカー界に苦言! 移籍金高騰の“ネイマール・インフレ”に「誰も理解できない」

今夏、ネイマールが史上最高額、ムバッペは歴代2番目の金額で移籍

 近年のサッカー界は青天井のごとく移籍金が高騰し続けているが、ついに政界からも批判の声が届いている。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は「サッカー界の移籍金の上昇を批判的に見ている」と立場を明らかにし、規制が必要と主張しているという。ドイツ紙「ミッテルバイエリシェ・ツァイトゥング」で語っている。

 今夏、サッカー界では大型移籍が相次いだ。バルセロナからパリ・サンジェルマンにブラジル代表FWネイマールが移籍し、その額はフットボール史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約290億円)として大きな注目を集めた。

 さらにフランス代表FWキリアン・ムバッペは、移籍市場最終日となる8月31日にモナコからPSGへ1年間の期限付き移籍が決定。1億8000万ユーロ(約236億円)の買い取りオプションが付帯し、これはネイマールに次ぐ歴代2番目の金額となってる。

 世界的ビッグネームが毎年のように史上最高額を塗り替える状況が続いているなか、政界から批判的な声を上げたのがドイツのメルケル首相だった。「多くの人がそうであるよう、私はサッカー界の移籍金の上昇を批判的に見ている」と苦言を呈し、「誰もそのような金額を理解することはできない」との見解を示した。さらに、今後の展望についても言及している。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド