浅野の先制弾でマーク外した豪州MF 日本の綿密なゲームプランは「いい勉強になった」

失点に絡んだスミスが地元紙に語る 「僕自身、批判を見た」

 オーストラリア代表は、31日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループBの日本戦に0-2で敗れた。5日にホームで行われるタイとの最終戦にW杯自動出場圏内のグループ2位を懸けることになったが、日本戦でFW浅野拓磨の先制弾でマークを外したサイドハーフが“日本強し”のコメントを残している。現地紙「ヘラルド・サン」が報じた。

 取材に応じたのは、MFブラッド・スミスだ。3-4-2-1の左サイドハーフを務めるスミスはリバプールに所属した経験のある23歳で、左足からのクロスを武器に今後の「サッカルーズ(オーストリア代表の愛称)」を担う一人と目されている。

 しかし、日本戦では手痛い授業料を支払った。前半41分、日本のDF長友佑都の切り返してからの右足クロスに対してボールウオッチャーとなり、浅野を完全にフリーにしてしまう。同じリオデジャネイロ五輪世代のアタッカーに痛恨の先制弾を許し、その後挽回する機会は巡ってこなかった。この先制点についてオーストラリア国内でも批判の声があるようで、スミス本人はこう口にしている。

「失点に絡んでしまったことはもちろんうれしくないけど、ゴールには様々な側面があるんだ、自分自身がその立場なら、人々を攻めることはしない。僕自身、批判を見た。家族や知り合いも先に見たみたいだけど」

 

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