監督と対立しベルギー代表引退宣言のナインゴラン 「常に招集されるべき」と同僚は翻意願う

マルティネス監督との関係悪化も、デ・ブライネは不可欠な戦力と主張

 イタリア・セリエAのローマに所属するベルギー代表MFラジャ・ナインゴランは、チームを率いるロベルト・マルティネス監督から招集外とされたことへの怒りから代表引退騒動に発展しているが、チームメイトは必要な戦力として翻意を求めている。

 ベルギーメディア「sporza」の取材に応じたマンチェスター・シティ所属の同代表MFケビン・デ・ブライネは「おそらく個人的な理由だ」としつつ、ナインゴランがチームにとって欠かせない戦力であると強調している。

「ラジャはローマでとてもハイレベルなプレーをしている。彼は現時点で、常に招集されるべきレベルの選手だよ。ロッカールームの外で、彼個人にとってどのようなことが起こったのかは分からないし、監督の選択について抗議をすることはできないけど」

 デ・ブライネは言葉を濁しつつも、ナインゴランは招集されて然るべきだとの認識を示している。強豪ローマの心臓部としてプレーするナインゴランは、プレミアリーグ王者チェルシーのアントニオ・コンテ監督が獲得を熱望したが、イタリアでの生活が気に入っているとしてローマに残留してプレーを続けている。しかし、代表チームの指揮官との関係は最悪なものになっている。

 果たして、チームメイトが求めるナインゴランの代表復帰は実現するのか。来年のロシア・ワールドカップ本大会でもダークホースの一角として注目を集めそうなベルギーのダイナモだけに、その動向には注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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