開幕戦完勝→完敗「緩い選手がいた」 新主将が感じた危機感…かけた声「やろうよ!」

札幌の西野奨太「どこかでまた次も勝てるだろうという気持ちがあったのかも」
北海道コンサドーレ札幌は8月15日、J2リーグ第2節でアルビレックス新潟に1-2で敗れた。徳島ヴォルティスとの開幕戦に2-0で完勝した札幌だったが、この日は打って変わって完敗。今シーズンからキャプテンに就任したDF西野奨太は敗因について、「ちょっと緩かった。緩い選手がいた」とはっきり口にした。
「最初、たぶんスタジアムの雰囲気だったり、相手の勢いにちょっと押されてしまった部分があった。バタバタしてしまったときに、PKっていうあの形を与えてしまった。試合を通して自分たちの球際の緩さだったり、1個、1個のパスミスだったり、そういった緩さが出てしまった試合だったのかなと思います」
前半19分、DF梅津龍之介がペナルティーエリア内でFW若月大和を倒してしまい、PKを献上。若月のキックをGK田川知樹が一度は止めたが、MF奥村仁に押し込まれて先制を許した。同36分には古巣対戦のMF堀米悠斗が同点ゴールを決めたが、後半1分に勝ち越しゴールを献上。引いた相手に逃げ切られてしまった。
「思ったより相手が背後に放り込んできた。たぶん自分たちのハイラインを背後で狙っていたと思うんですけど。体力的には走らされたというか、背後を何回も走ってくるのでキツかったですけど、そんなに問題もなかった。そこよりかは、局面局面のところで相手に勝られた部分が多かったのかなと思います」
先制ゴールを許した場面では、ハイラインの弱点を狙われた。若月の単独突破に対し、梅津がペナルティーエリア内で足を引っかけてしまった場面。一対一のマッチアップに負けたように見えるが、実際には札幌側が2対1と数的優位だった。観衆2万8949人を前に「声も届かない状況だった」と西野は振り返る。
「自分としては梅ちゃんに縦に行かせてほしいという意志と、そこまで行けたんですけど、たぶん慌てて足を出しちゃったので。そこはもう一回、2人で映像を見直して、何が正しかったのか。あの局面になる前に俺と梅ちゃんで相手を止められるところもあったと思うので、そこはまた見直したいと思います」
ナイターとはいえ、気温30度というのは札幌にとって過酷な環境。2失点目を喫した後、引いた相手に対して打開を試みるが、開幕戦のようにはうまく噛み合わない。「ちょっと緩かった。緩い選手がいた」とはっきり口にした西野は、飲水タイムなどを利用して「やろう、やろうよ!」と声をかけて鼓舞した。
「開幕戦いい形で勝てて、どこかでまた次も勝てるだろうという気持ちがあったのかもしれないですし、原因は分からないですけど。そこはもう一回チームのトレーニングからもっともっと要求し合わないと、こういうアウェーで気候が苦しいなかで緩さがポロッと出てしまうのが今の現状なのかなと思います」
また、川井健太監督の見解も西野と一致。試合後の会見では、「うまく逃げてそれで点入ったらいいやみたいなのが、僕にはちょっと見えたので。スローインも含めて。そこのちょっとした慢心があったのかな」と指摘した。アウェーの厳しさも含め、開幕2試合目で出た課題を糧にして次節へと向かいたい。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)























