J監督が熱弁「これだけは許しません」 疑惑の判定連発も…選手に「雷を落としました」

磐田の秋葉忠宏監督「グッと堪えるところは堪えて、それを跳ね除ける強さを」
ジュビロ磐田は8月16日、J2リーグ第2節で横浜FCと対戦し、1-3で敗れた。MUFGスタジアム(国立競技場)で開催され、J2史上歴代2位となる5万3973人の入場者数を記録した一戦だったが、際どい判定の連発に泣かされたアウェーの磐田。秋葉忠宏監督は試合後、「グッと堪えるところは堪えて」と繰り返した。
「まずはこの国立で、我々ジュビロを愛する多くの方が駆けつけてくれたなかで、勝ち点3が取れなかったということが、非常に残念です。もちろん言いたいこと、フラストレーションの溜まること、たくさんあったと思いますけども、それすら跳ね除ける強さを身につけようと、強く思えるゲームになりました」
試合後の監督会見で、このように総括した秋葉監督。「一番大事なことは、ここで下を向いたり、矢印を外に向けてバラバラになること。これだけは絶対、僕が監督をやってる限り許しませんから」。レフェリングに対しての直接的な言及こそは避けながらも、力強い言葉のなかには敗戦の悔しさが滲み出ていた。
「今はグッと我慢しながら、その力を溜め込んでまた素晴らしいトレーニングをして、この苦しい状況は誰も助けてくれませんから、しっかりと自分たちで跳ね除ける。どんな状況だろうと、こういうゲームで勝ち点1、もしくは逆転まで持っていく、何があっても跳ね除ける強さを身につけたいと思いました」
1点を追う後半6分、まさに反撃を始めようとしていたタイミングだった。DFダニーロがMF島村拓弥を倒してしまい、PKを献上。エリア外にも見えたが判定は覆らず、FWルキアンに追加点を許した。さらには後半終了間際、MF藤原健介のフリーキックがラインを割ったように見えたが、ゴールは認められなかった。
そんな試合になってしまったが、秋葉監督はそこに至るまでの過程に目を向ける。「前半はもう前の圧力が全くかからなかったので、ハーフタイムで雷を落としましたから。2トップ、両ワイド、もっと迫力を持って追えと。戦っているのは2センターバックとイアゴ(テレス)くらいでしたから」と指摘した。
「あれじゃあ我々の求めているフットボールではないですし戦う姿勢ではないので、もう一度そこは前半もったいないことをしたと思っていますから。後半のあの姿が我々の姿ですし、本来であれば0-1になったからあの姿になったら遅いので。やはり開始のホイッスルとともにあの後半の圧力を出せるように」
この試合のメンバー20人について、「全く悔いも何もない」と明かした秋葉監督。一方で、「あんな腰の引けたようなフットボールをするつもりは全くありませんでしたから。もっともっと2度、3度、4度、5度行くという、またそういう姿勢を取り戻させたいなと思います」と次戦以降への切り替えを強調した。
「もうグッと堪えるところは堪えて、それを跳ね除けるだけの強さを身につけるかどうかって、もうトレーニングしかないですから。寝て起きて急に強くなるわけでも急に逞しくなるわけでもなく、日々どれだけ自分を律しながら高みを目指してやれるかと思っていますので、そこをしっかりとやるということ」
J1で当たり前になったVARだが、J2では導入されていない。「このなかでも跳ね除けて勝ちまで持っていく強さ、賢さ、ずる賢さも含めてしっかりやらなければこういう結果になってしまう。これを何かのせいにしても何一ついいことはありませんし、いつまで経っても強くなれません」と秋葉監督は熱弁する。
「こういうときこそグッと堪えるところは堪えながら、牙を研ぎ澄まして、また自分たちの能力を高めて必ずどっかでやり返すんだという。ここで下を向いたり弱気になっていいことがあるのであれば、バラバラになっていいことがあるのであればそうさせますけど、そんなことは絶対ないと思っていますから」
百年構想リーグを全60クラブ中52位という成績で終えた磐田。秋葉監督が就任し、MF乾貴士らを補強してJ1昇格への本気度が伺えた。しかし、開幕2連戦では1分1敗と好スタートを切れず。それでも秋葉監督は、「また残り36試合、最後の最後まで戦いたいと思います」とファン・サポーターへ力強く約束した。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)























