世界最速男の苦言はオランダ人指揮官の耳に届くか

「彼はパスで相手を崩そうとしているけど、ユナイテッドはそういうチームではない。もし、ギグスやスコールズがどちらも中盤で健在なら、それも有効だったかもしれない。マタはいい選手だけど、彼は小さすぎる。ルーニーもいいけれど、彼はプレーが少し遅い。中盤はもっと機敏に動かなければいけない。アザールとか、アーセナルの何人かの選手のように」

　ユナイテッド黄金時代を支えた元イングランド代表MFポール・スコールズ、元ウェールズ代表MFライアン・ギグスという実力者はすでに引退した。現在、チームの中盤を支えるスペイン代表MFファン・マタとイングランド代表FWウェイン・ルーニーらは、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールやアーセナルの高いスピードを誇るアタッカー陣と比べて、ファン・ハール監督の目指すスタイルに不適切だとも指摘している。

　現在、首位チェルシーと勝ち点12差と離されているが、欧州チャンピオンズリーグ進出圏の3位と健闘しているユナイテッド。世界最速男の苦言はオランダ人指揮官の耳に届くのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images