ドルトムントの19歳FWが圧巻の2ゴール 浦和守備陣は脱帽「世界との差」「異次元」

モルに対峙した槙野はドリブルで置き去りにされ「やられました。本当に速かった」

 浦和レッズは15日の「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」でボルシア・ドルトムントと対戦し2-3で敗れた。後半から出場し、圧巻の2ゴールを決めたドルトムントのトルコ代表FWエムレ・モルについて、浦和の守備陣は「世界との差」「異次元」と口を揃えた。

 前半は浦和が1-0のリードで折り返したゲームで、後半から出場した19歳の新鋭モルがゲームの表情を変えた。細かいステップで軽やかなドリブルを披露するモルが攻撃にアクセントを加えると、それまで組織的な守備を見せていた浦和は個の力に翻弄された。

 後半31分、モルが浦和DF槙野智章をドリブルで置き去りにしてペナルティーエリア内に切り込み、GK西川周作との1対1では左足アウトサイドで流し込んで同点ゴール。すると同35分、再びモルが槙野を抜き去って右サイドに展開すると、DFマルセル・シュメルツァーの折り返しをモルが左足で決めて決勝弾。わずか4分間で2ゴールを叩き込み、ドルトムントが2-1と逆転に成功した。その後、浦和が一時同点に追いつくも、FWアンドレ・シュルレに決勝弾を決められて2-3で試合は終わっている。

 モルに対峙した槙野はマンマーク気味に対応し、「最初の2、3回のマッチアップでガツンと行って(流れを)自分の方に持ち込んだと思ったんですが、やられました。本当に速かったですし、世界でやれるプレーヤーと自分との差ですね」と脱帽のコメントを残した。

 

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