U-20中国代表が独4部リーグ参戦か 2020年東京五輪に向けて秘策を準備

若年層強化へドイツで武者修行 1試合ごとに対戦チームに190万円の報酬支払う

 ドイツの4部リーグに相当するレオギナルリーガ・ズュートウェスト(南西部)にU-20中国代表チームが参戦する可能性が浮上している。ドイツ紙「ビルト」などが報じた。

 現在同リーグには19チームが参戦しているが、その20チーム目として浮上しているのがU-20中国代表チームだという。同世代の代表チームは2020年に東京で開催されるオリンピックに向けた準備を進めており、その強化の一環となっているようだ。

 ただし、中国チームとの試合では勝ち点等は加算されず、リーグ戦には関係しないものとなっている。中国チームは試合の全てを相手チームのホームスタジアムで行い、中国サッカー協会は試合ごとに相手チームへ1万5000ユーロ(約190万円)の報酬を支払うことになるという。

 リーグの代表者であるフェリックス・ヴィーデマン氏は、「19クラブ全てが中国チームの参加に合意すると伝えてきた。このプロジェクトがうまくいくことを信じている」とコメントを寄せている。

 中国では習近平国家主席主導の下、「国策」としてサッカーの強化に力を入れている。東京五輪を目指す中国チームはドイツで修行を積み、国際舞台で勝てるチーム作りを実現できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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