2戦連発の高卒ルーキーは「まるで乾選手のよう」 計6人の代表クラスを翻弄…代表OB驚嘆「凄まじい」

【専門家の目|太田宏介】水戸の安藤晃希はデビューから2戦連発
水戸ホーリーホックの18歳MF安藤晃希は、デビュー戦となった4月24日のFC東京戦、続く同29日のFC町田ゼルビア戦で2試合連続のゴールを決めた。代表クラスの選手たちを手玉に取った高卒ルーキーについて、元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
【PR】ABEMA de DAZN、2/6開幕『明治安田Jリーグ百年構想リーグ』全試合生配信!毎節厳選6試合は無料!
◇ ◇ ◇
衝撃のJデビューを果たした5日後、水戸のルーキーが再び輝きを放った。流通経済大柏高から加入したばかりのルーキーは、ホームデビュー戦となった町田戦で連続ゴールを決める。左サイドの高い位置で日本代表DF望月ヘンリー海輝を揺さぶって、最後は股抜きでかわすと、中央で元日本代表DF昌子源もかわし、日本代表GK谷晃生の守るゴールの左上に強烈なシュートを叩き込んだ。
「FC東京戦でも室屋選手に球際で勝って奪い切って、そこから引っ張られながらも突進していくあの体幹。まるで乾選手のように上半身の背筋がピシッと伸びていて、重心がぶれないドリブルの力強さと、何よりステップが本当に細かい。そのあとのショルツ選手もそうですし、町田戦では昌子選手も足を出せなかった。一瞬のスピードもそうですけど、相手の重心を見て揺さぶる、間合いを変える、さらに切り返しの深さもあって、ただ自分の感覚でドリブルしているというよりも、相手をちゃんと見ながら勝負してるいなという印象ですね」
安藤はデビュー戦となったFC東京戦でも、室屋とショルツをかわし、韓国代表GKキム・スンギュからゴールをマーク。2戦連発で6人の新旧代表選手を手玉に取って見せた。
「マッチアップした相手全員が代表経験があり、Jリーグの中でも素晴らしい選手に対しても物怖じしない力強さは、去年の齋藤選手を見ている分、やっぱり期待しちゃいますよね」
昨年J2を制した水戸では、同じドリブラーの齋藤俊輔が大活躍。今冬にはベルギー1部ウェステルローへとステップアップを果たした。
「高卒で流経大柏から入って早い段階で出場機会を与えられてることは素晴らしいし、その中で結果を残してるのは凄い才能だなと。この爆発力は凄まじいですし、日本って結構こういうアタッカー出てくるじゃないですか。特に左ウィングにめっちゃいい選手出てくるので、しっかりと体を作って、26-27シーズンは主力として戦って欲しいなと思いますね」
高卒1年目ながらいきなりの特大インパクトを残している安藤。「自分が高卒のこのタイミングで、代表クラスの選手たちにどれだけ仕掛けられるかって言われたら、僕はもう気持ち的にもひよってしまう。まだ守備の強度とか体力的なところの課題があるかもしれないですけど、それをとっても有り余る攻撃のセンスに大いに期待したいなと思いますね」と絶賛していた。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。




















