大一番で個人技弾、34歳日本人は「質が違う」 代表OB驚嘆…“キレキレプレー”に「まだできる」

【専門家の目|太田宏介】ベールスホットMF原口元気が重要な一戦で決勝弾
ベルギー2部ベールスホット(シーズン3位)の元日本代表MF原口元気は現地時間4月28日、昇格プレーオフ・マースメヘレン(同6位)との第2戦で延長戦に決勝ゴールを決めた。いまなお健在の34歳に元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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第1戦を1-1で引き分けていた両チームは、この試合でも譲らずに2-2のまま90分を終えて、2試合合計3-3で延長戦へ突入した。その延長戦で原口が大仕事をやってのけた。
延長後半11分、左サイドでボールを受けた原口はゆっくりとドリブルで縦に仕掛け、DFが寄ってくるとなかに切り返した。シュートを警戒してスライディングタックルを仕掛けてきた次のDFも冷静にかわし、3人目のDFが寄せてくる直前に右足を振り抜く。グラウンダーのシュートがゴール左隅に決まり、ベールスホットが3-2と逆転した。
「Jリーグで若い時から何十回、何百回と見てきたあの仕掛け。特にすごいなと思うのはこの運びからのシュートは『ザ・原口元気』ですけど、昇格プレーオフの延長戦での勝負強さや百戦錬磨の経験が、大一番でゴールを決められたと思います」
敵サポーターとの衝突もありゲームが約20分間中断するというアクシデントもあったなか、「プレーが荒くなって難しい雰囲気のなかでしたけど、昇格がかかる試合で得点を奪ったのはすごく大きかったし、何よりこれで勝ったので。原口選手はヨーロッパが長いし、向こうでの活躍は似合うなと感じましたね」と、太田氏は言及する。
ゴールシーン以外のプレーについても言及。「この試合結構インターセプトの回数とか守備のデータがすごく良かった。特にドイツでの経験、ヨーロッパでの経験で守備もタフにさせたし、ハードワーカーのなかでもちょっと質が違うアタッカーの選手の一人だなと思いますね。今月35歳になりますけど、まだ全然、ゴールを見る限りキレはありますし、まだまだできると思うので、いつまでも10代の頃のキレと決定力と、その負けん気の強さが滲み出るドリブラーとしての姿を見せて欲しいですね」と期待を寄せた。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。




















