4か月ぶりのゴールは「日本にとって大きい」 代表OBも称賛…守備網すり抜ける一撃は「対応難しい」

【専門家の目|太田宏介】堂安律が2026年初ゴールを決めた
ドイツ1部フランクフルトは現地時間4月25日、ブンデスリーガ第31節でアウクスブルクと対戦し、1-1で引き分けた。途中出場のMF堂安律が同点ゴールを決めてチームを敗戦から救ったなか、元日本代表DF太田宏介氏が注目している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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苦しんでいるなかでの一撃だった。ベンチスタートだった堂安は0-1と1点ビハインドの後半の頭からピッチに立つと、同21分に見せ場がやってくる。味方が左サイドからボールをつなぎ、ペナルティーエリア右にいた堂安はパスを受ける。ワントラップから右足を振り抜くと、相手DFが3人いるなかでもゴール左ポストに当てながらもネットを揺らした。
「相手からすると、やっぱり左足が怖い。カットインしてとか左足を警戒するなかで縦行って右足は、相手ディフェンス側からすると、対応がめちゃくちゃ難しい。堂安選手も迷わずシュートまで判断していると思うし、結構縦行った時の右足のクロス含め、あまり右足でプレーすることを嫌がらないじゃないですか。器用にできる選手ですし、だからボールが来れば来るほど、決定機作るし得点も取れる。なかなかチーム状況と噛み合わない、苦しい状況続きましたけど、すごい堂安選手らしい、思いきりのいいゴールだったと思います」
今季7得点目となる同点ゴールを決めたが、堂安のフランクフルトでのゴールは昨年12月13日の第14節アウクスブルク戦以来およそ4か月半ぶりで、2026年になって初ゴールだった。
「この試合も途中出場でしたけど、改めて堂安選手の存在を示したゴールだったと思う。得点以外でも、守備の貢献度はかなり高い。数字以上にね、試合を動かせる、決定づけられる選手だなっていうのは感じましたね」
堂安は日本代表で10番を背負っており、右サイドで久保建英とコンビを組み、好連係を見せているなか、「この右サイドのコンビ、ワールドカップ出場国の中でも上位のコンビだと思いますね」と、太田氏は力説する。
「久保建英とはまた違った、泥臭くもありながらパワフルさ、大胆さを持っている選手。日本にとっても、非常に彼が結果を出したことはすごく大きいと思いますし、間違いなくスタメン張る選手だと思うので、このままコンディション上げていってほしいなと思いますね」
今年2月に就任したアルベルト・リエラ監督の下で出番が減った影響から今夏の移籍の可能性が伝えられるようになった堂安だが、限られた出番のなかで結果を残してみせた。

太田宏介
太田宏介(おおた・こうすけ)/1987年7月23日生まれ。東京都出身。FC町田―麻布大学附属渕野辺高―横浜FC―清水エスパルス―FC東京―フィテッセ(オランダ)―FC東京―名古屋―パース・グローリー(オーストラリア)―町田。Jリーグ通算348試合11得点、日本代表通算7試合0得点。左足から繰り出す高精度のキックで、攻撃的サイドバックとして活躍した。明るいキャラクターと豊富な経験を生かし、引退後は出身地のJクラブ町田のアンバサダーに就任。全国各地で無償のサッカー教室を開校するなど、現在は事業を通しサッカー界への“恩返し”を行っている。




















