引退のレジェンドへ捧げた優勝 壮絶な打ち合い制す…主将引き継ぎ4年目「みんな目の色変わった」

PK戦の激闘制しカップ戦の頂点
WEリーグクラシエカップ決勝戦が4月29日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた。12,000人を超える観衆が詰めかけ、歴史に刻まれる熱戦となった。RB大宮アルディージャWOMENと日テレ・東京ヴェルディベレーザが激突したファイナルは、延長戦を終えて2-2。最後はPK戦を3-1で制したベレーザが、今季最初のタイトルを手にした。
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試合は開始早々に動く。立ち上がりから猛攻を仕掛けた大宮は前半3分、FW西尾葉音がエリア内で冷静に相手をかわすと、先制点を決める。追いかける東京NBは後半5分、縦パスを受けた小林里歌子が、ペナルティエリア中央で強烈なシュートを突き刺し同点に追いつく。
延長戦に入ってもドラマは続いた。延長前半11分、塩越柚歩の浮き球のパスから眞城美春が放ったシュートは右ポストを叩くが、その跳ね返りを北村菜々美が執念で詰め、ベレーザが逆転に成功する。
しかし、大宮も意地を見せる。延長後半9分、右サイドからのクロスを途中出場の阪口萌乃がヘディングでしっかりと合わせ、土壇場で試合を振り出しに戻した。
試合終盤から冷たい風が吹き抜け、照明が灯されたピッチには、今季限りでの引退を発表している東京NBのDF岩清水梓が延長後半9分に投入される。同点後は前線に上がり、勝利への執念を見せたレジェンドは、PK戦でも2番手のキッカーとして登場。バーに当たるもGKの背中に当たるラッキーもあり、ネットを揺らして優勝に貢献した。最終的にPK戦は3-1。全員が戦い抜いた東京NBが歓喜の瞬間を迎えた。
DF村松智子は、岩清水からキャプテンを引き継いで4年になる。準決勝の第2戦の試合前に引退をチームメイトへ正式に伝えた前キャプテンについて「頼もしい存在で甘えていました。でも、引退することを聞いて、みんなの目の色が変わった」と、チームの士気が高まったという。
岩清水は、「カップ戦は優勝したことがなかったので、どうしても優勝したかった。カップを掲げることができて嬉しかった」と安堵の表情を見せた。
(砂坂美紀 / Miki Sunasaka)






















