レッドブル改革で躍進「自信つけてきた」 観客動員クラブ新記録…大宮が狙う初タイトル

大宮WOMENが浦和レディースとの“さいたまダービー”に2-0で勝利した
RB大宮アルディージャWOMENは、4月26日のWEリーグ第19節で三菱重工浦和レッズレディースとの“さいたまダービー”に2-0で勝利。浦和戦は約4年ぶりの勝利で、初の無失点。クラブレコードとなる4218人の観客動員も達成し、中2日でクラブ初タイトルを狙うWEリーグクラシエカップの決勝へ弾みをつけた。
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大宮は立ち上がり前半12分に右サイドを突破すると、MF宗形みなみのラストパスにFW齊藤夕眞が飛び込んで先制ゴール。齊藤は「分析のなかで意外と浦和はクロスからの失点が多いということで、ニアサイドに入っていくのが狙いだった」と話した。さらに後半も立ち上がり7分に、連動性のある守備で中盤への縦パスをカットすると、スルーパスに抜け出したFW西尾葉音が追加点を奪った。その後、ピンチもあったが相手FWタンチュリエ・ローリーのシュートをGK福田史織がファインセーブするなど無失点で乗り切って勝利を収めた。
WEリーグ発足に合わせて女子チームが立ち上げられた大宮は、浦和のダービーマッチは公式戦通算11試合目で約4年ぶりの2勝目。無失点で試合を終えたのは初めてだった。また、4218人の来場者はクラブ新記録を達成するものになった。
柳井里奈監督は「さいたまダービーということで誇りを持って戦おうというところ。4200人を超えるなかで浦和さんの高いレベルのサッカーも素晴らしく、私たちは泥臭く戦った。両チームのプライドをかけて戦ったと思う」と話した。
大宮は中2日の4月29日に、クラブ初タイトルを目指しカップ戦の決勝で日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。ベレーザが中3日なのに対して1日少ないタイトな日程になるが、柳井監督は「とにかくリカバリーをするというところ。もう1回90分の戦いに120%出しきれるように。日程は言い訳にならない」と話す。そして、メディカルチームへの信頼感も話したうえで「両チームがファイナルにふさわしいコンディションになるようにしっかり持っていければ」と、決戦を見据えた。
カップ戦ではグループリーグでINAC神戸レオネッサを破り、この日はリーグ戦で浦和を撃破。WEリーグで“3強”と呼ばれるチームを次々に倒して勢いに乗っている。先制点の齊藤は「技術はまだまだ上位3チームや他のチームに足りないところはあるかもしれないけど、組織としての戦いを徹底してきたのが強み」と話す。そして「みんな自信をつけてきた。なんとなくですけど、周りに上の順位のチームが勝つんじゃないかと思われているものを跳ね飛ばす気迫を持てている」と、チームの現状を話す。
また、期限付き移籍元の浦和でカップ戦の決勝を戦い優勝した経験のある守護神の福田は「前回、カップ戦の決勝で勝ったときもベレーザさんとの試合で、未熟なところがあって3失点したけどみんなが取り返してくれた試合だった。そこから自分も流れをつかめた」と話した。
2024年夏に飲料大手レッドブルが買収して以来、男女ともクラブの改革が進んできた大宮。立ち向かっていくスタイルで力をつけてきたチームが、初タイトルに向けて勢いに乗っている。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)






















