不振の柏に新たなピース 2人の大卒ルーキーが躍動…指揮官も称賛「大きく貢献した」

柏の山之内佑成(左)と島野怜【写真:徳原隆元】
柏の山之内佑成(左)と島野怜【写真:徳原隆元】

大卒加入の山之内佑成と島野怜が流れを変えた

 柏レイソルは3月18日、百年構想リーグ第7節で浦和レッズと対戦し、に1-1からのPK戦で勝利した。このゲームで途中出場した2人の若手について、リカルド・ロドリゲス監督が試合後の記者会見で絶賛した。

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 両者ともプレスの掛け合いでスピード感のあった前半を0-0で終えたが、先手を取ったのは浦和だった。リカルド監督は「後半に集中力を欠いたのか悪い入りでセットプレーを立て続けに与えてしまった」という流れの中で、後半4分に浦和のMF安居海渡にコーナーキックから蹴り込まれた。しかし、柏は徐々にポゼッションを回復して攻勢を強めていく。そこに寄与したのが、後半15分に2枚替えで投入されたMF山之内佑成とMF島野怜だった。

 山之内は本来のワイドではなく、3バックの右に入り、デビュー戦となる島野はボランチに入った。その手当てをした右サイドからビッグチャンスを作り、それがGK西川周作に弾かれて得たコーナーキックから、後半21分にMF瀬川祐輔が同点ゴールを決めた。その後も、試合終盤に向けて、右サイドからの攻撃には厚みが生まれ、浦和をかなり押し込んでいた。

 指揮官は「勝ち点を重ねられていないので新たな打開策が必要でした。ふさわしい若手にはチャンスを与え、成長の機会を与えたいと思います。山之内は攻撃で大きく貢献してくれたと思います。久保(藤次郎)に少し疲労もあったのかスピードに乗れませんでしたが、彼の投入で右が活性化したと思います。島野と戸嶋(祥郎)を投入して守備能力を高めつつボールをキープしてプレーすることを狙いました。初めての試合でしたが、チームの勝ち点2に大きく貢献したと思います」と、投入された2人のプレーを絶賛した。

 山之内はPK戦で2人目に登場し、冷静にゴール左へ蹴り込んだ。4人全員が決め、GK小島亨介が1本止めて相手に1本ミスがあり、4-2でPK勝利。リカルド監督は「浦和サポーターの前でPK戦という難しい中でも選手たちは落ち着いてシュートを決め、小島も良くセーブをしてくれたと思います」と、大量の旗が振られプレッシャーの懸かる環境で勝利した選手たちを称えた。

 昨季は最後まで優勝争いを演じながら、今季は不振のスタートになっていた。それでも今季初のPK戦に勝利して最下位を脱出した柏は、若手起用も当たり息を吹き返すキッカケになりそうなゲームになった。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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