わずか3人の国内組「世界に見せつける」 一発勝負に自信…誓う北朝鮮へのリベンジ「悔しい思いをした」

女子アジアカップがオーストラリアでいよいよ幕を開ける。3月4日に初戦を迎える日本女子代表(なでしこジャパン)のGK大熊茜(INAC神戸レオネッサ)がオンライン取材に応じた。21歳の次世代守護神がこの大会に賭ける想いについて語った。

フル代表でリベンジを誓ったなでしこジャパンGK大熊茜【写真:松尾/アフロスポーツ】
フル代表でリベンジを誓ったなでしこジャパンGK大熊茜【写真:松尾/アフロスポーツ】

大熊茜オンライン取材に応じた

 女子アジアカップがオーストラリアでいよいよ幕を開ける。3月4日に初戦を迎える日本女子代表(なでしこジャパン)のGK大熊茜(INAC神戸レオネッサ)がオンライン取材に応じた。21歳の次世代守護神がこの大会に賭ける想いについて語った。

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 昨年12月の国際親善試合のカナダ戦、持ち前の鋭い反応と勇気ある飛び出しでゴールを死守。しかし、相手選手と接触した際に頭部を強打し、脳震盪の疑いで無念の途中交代を余儀なくされた。気迫あふれるプレーは、なでしこの次世代を担う覚悟の現れでもあった。

 2024年10月、なでしこジャパンに20歳で初選出。なでしこジャパンの経験豊富な先輩GK、30歳の山下杏也加(マンチェスター・シティ)や29歳の平尾知佳(グラナダCF)らと活動を共にする中で、大熊は自身の武器を明確に見定めている。

「山下選手や平尾選手を近くで見習いながらも、1対1の部分や粘り強い守備は自分も持っている。そこを出していきたい」

 173cmの恵まれた体格を活かしたシュートストップに加え、至近距離での勝負強さは折り紙付きだ。「自分の強みをしっかり出せればチャンスはある」と闘志を燃やしている。

PK戦で見せた“勝負師”の顔 U-20の悔しさをアジアの地で晴らす

 大熊を語る上で欠かせないのが、PK戦での勝負強さだ。今年の元日、サンフレッチェ広島レジーナとの皇后杯決勝。後半6分にPKを献上したが、相手のエース・上野真実のシュートを鮮やかにストップした。

 本人も「PKを得意としている」と自信を持って語るように、一発勝負が続くアジア杯の舞台において、大熊の存在は大きな安心感を与えるだろう。

 彼女を突き動かす原動力の一つに、2024年のU-20女子ワールドカップ決勝で北朝鮮に0-1で敗れた悔しさがある。銀メダルを手にして、「次はフル代表で」リベンジを誓った。今大会で対戦したい国について問われると、即答した。

「DPRコリア(北朝鮮)と戦ってみたいです。アンダーの大会で悔しい思いをしたので、その気持ちを跳ね返したい」

 21歳は、35度を超える日もあるオーストラリア・パースの気候について、プラスかマイナスか問われ、「暑いですね。ちょっとマイナスです(笑)」と冗談を飛ばす余裕を見せる。

 今大会、WEリーグからなでしこジャパンに選ばれたのは、わずか3選手。「自分が試合に出たら『WEリーグのチーム(の選手)だぞ』というところを世界に見せつけたい」と意気込みを語った。

 アジア特有の激しい戦い、そして因縁の相手との再戦がすぐそこに迫っている。この大会の戦いが、日本の“絶対的守護神”へと登り詰める序章となるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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