三笘と同期入団も…1試合出場で移籍「悔しい思い」 J2で誓った「追いつく、追い越す」

千葉のイサカ・ゼイン「歓迎してくれた部分も含めて、温かいサポーターだなと」
ジェフユナイテッド千葉は2月15日、J1百年構想リーグで川崎フロンターレと、ホームで対戦した。試合は0-0で90分を終え、千葉はPK戦の末に8-9で敗れて勝ち点1。古巣との対戦で躍動したMFイサカ・ゼインは、「勝つというのを目標にしてきたので、それができなかったので悔しさは残りますね」と語った。
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17年ぶりのJ1勝利は、またしてもお預け。右サイドから幾度となく仕掛けてシュートを放ったイサカは、「やっぱり勝たなければいけない試合だったと思いますし、その部分で得点を取れなかったことにすごく責任を感じています。またこの課題を持って帰ることに、すごく悔しい気持ちです」と肩を落とした。
優勝候補の川崎を相手に、放ったシュートは17本。最後まで試合の主導権を握った。「このちょっとできてきているという感覚をポジティブに捉えるよりは、やっぱり結果を掴むということが足りなかったので、そこに対してフォーカスしたいなと思っています」とイサカ。1点を奪えなかったことを悔やんだ。
「ゴールしかきょうは考えていなかった」というイサカは、前半からシュート3本とフルスロットル。同31分にはクロスからFW津久井匠海がヘディングでネットを揺らしたが、イサカがパスを受けた時点でオフサイド。「僕がもう少し我慢できていれば、オフサイドにならなかった」とし、自身の責任だと俯いた。
桐光学園高校ではFW小川航基(現NECナイメヘン)らとともに活躍し、全国高校サッカー選手権でベスト16。桐蔭横浜大学を経て、2020年から川崎に入団した。同期にはMF三笘薫(現ブライトン)、MF旗手怜央(セルティック)らがいるが、リーグ戦出場は1試合のみ。2022年にJ2の横浜FCへ期限付き移籍した。
「川崎で全く絡めなくて悔しい思いをしたなかで移籍をして、ずっとJ2でやってきて、この川崎の選手たちに追いつく、追い越すという気持ちで、常にやってきました。1つここの舞台に出て戦えたことはポジティブですけど、勝つというのを目標にしてきたので、それができなかったので悔しさは残りますね」
翌年にはモンテディオ山形へ完全移籍し、レギュラーとして活躍。昨年7月にJ1昇格を狙う千葉に加入すると、念願のJ1へと辿り着いた。それだけに「何人か声をかけてくれましたし、やっぱり楽しかったは楽しかったです」としながらも、「次、等々力でまたやれるチャンスがあるので」とリベンジに燃える。
試合後に川崎サポーターへ挨拶に向かうと、拍手で迎えられた。トラメガを受け取ってやりとりを交わし、パイナップルのプレゼントも。「歓迎してくれた部分も含めて、やっぱり温かいサポーターだなと思いましたし、もっと活躍できるようにまた頑張りたいなと思います」。エールはしっかりと受け取った。
イサカの表情こそ冴えなかったが、強敵相手に最後までアグレッシブに攻め続けたチームの雰囲気は悪くない。それは1月31日のちばぎんカップで柏レイソル相手に防戦一方となった前半終了後、「ビビるのはなしだよな」と腹を括ったから。この気持ちを忘れない限り、17年ぶりのJ1勝利にも手が届きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















