王者鹿島が勝利逃す「それが全て」 キャリア初のPK戦「相手を操るくらいの感覚にできれば」

キャリア初のPK戦となった早川友基【写真:徳原隆元】
キャリア初のPK戦となった早川友基【写真:徳原隆元】

鹿島GK早川友基が取材に応じた

 J1百年構想リーグの地域リーグラウンド第1節FC東京対鹿島アントラーズが2月7日に味の素スタジアムで行われた。昨季王者鹿島アントラーズは前半に退場者を出す展開からPK戦で敗れ、勝ち点1でのスタートとなった。守護神のGK早川友基はキャリア初のPK戦を「いい機会」と位置づけ、「相手を操っているくらいの感覚にまで上げていきたい」と成長の意欲を示した。

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 前半41分、自陣でボールを失い、リカバリーしようとFWマルセロ・ヒアンを倒してしまったMF三竿健斗が一発退場に。鹿島は試合の残り半分を数的不利で戦うことを余儀なくされた。

 その三竿のファウルで与えた直接FKから失点した鹿島だったが、わずか2分後にDFキム・テヒョンのゴールで追いついた。後半は押し込まれる展開のなかで早川はシュートを何本も浴びたが追加点は許さず。PK戦まで持ち込んだことで最低限ともいえる勝ち点1を手にすることができた。

 早川は試合を総括して「理想は90分で勝ち切ること。結果的にはそれが全て」と一言。優勝した昨季をベースに「よりゲームを支配して、相手を揺さぶってという戦いは去年はできていない。そこをキャンプから取り組んできた。鬼さん(鬼木達監督)が目指すサッカーの基準はやっぱり高い」とさらなる積み上げの必要性を強調した。

 今大会は引き分けがなく、PK戦で勝敗を決する。GKにとっては大きな見せ場となるその機会は開幕戦からやってきた。結果としては5本全てを決められてしまったが、早川は確かな手応えを感じていたようだ。

「相手はかなり自分を見て蹴ってきていました。練習も含めて回数を重ねて、自分の間合いというか、自分のメンタリティーで相手を上回る、自分のペースに引き込むという部分。せっかくのいい機会なので、それができるようになるといいなと思います。(プレッシャーは?)蹴る側のほうが絶対に緊張しているので、そこでどうやって自分のマインドに引き込んでいくのか。相手を操っているくらいの感覚にできれば止められると思うので、もっともっと(レベルを)上げていきたいですね」

 リーグ優勝、そしてMVP獲得で自信を深めた。初めて経験したJリーグでのPK戦を「楽しめた」と語った早川は、これがGKとしてのさらなる成長につながる絶好の機会だと捉えていた。

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)



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