内容で圧倒も「まだ隙がある」 試合を変える”左足”…開幕前で課題「まだ少し慣れない」

ボランチでスタメン出場した小西雄大「もっと得点につながるプレーを見せないと」
ちばぎんカップが1月31日、三協フロンテア柏スタジアムで行われ、柏レイソルとジェフユナイテッド市原・千葉が対戦した。柏は前半から千葉を圧倒し、2-1で勝利。2月8日に開幕を迎える明治安田J1百年構想リーグ制覇へ向け、確かな一歩を踏み出した。
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OB選手たちが集結したレジェンドマッチの熱気が残るピッチで、柏はキックオフから主導権を握った。前半から勢いを持って敵陣に攻め込み、千葉を圧倒。前半終了時のシュート数は「15-0」、コーナーキック数も「13-0」と、数字がその優位性を物語っていた。
前半11分、MF中川敦瑛のゴールで柏が先制。しかし、試合を決定づける追加点は遠かった。29分にはMF久保藤次郎が相手GKと1対1の決定機を迎えたものの、決めきれず。後半に入ると同点に追いつかれ、試合は一転して緊張感を帯びる。それでも後半38分、久保が左足ミドル弾を突き刺して勝ち越し。柏が2-1で白星を手にした。小西自身も「やりたいことができた」と試合を振り返る。
ただ、後半に入ると、思っていた以上に早く疲労が表れた。公式戦特有の強度や雰囲気の中で、身体はまだ完全には順応しきれていなかった。センターバック寄りの立ち位置でプレーしたことによる肉体的・精神的負担も重なり、ジャンプや対人の場面が増加。普段とは違う疲れ方が、後半のプレーに影を落とした。
「まだ少し慣れないところがどうしてもあって。気持ち的にも、使う筋肉的にも、いつものボランチとは少し違うところがあったので、早く慣れていきたいです」
内容面については自己評価も厳しい。「追加点をもっと早い時間帯で取らないといけなかった。まだまだ隙のあるチームだな」と語り、昨季を上回り、タイトルを手にするために必要なポイントを挙げた。
「後半は相手のプレスに引っかかる回数が増えましたし、やっていて『嫌だな』と感じる部分もありました。追加点を取らないと、嫌な展開になりそうだなと思っていたので。そこの精度は、もっと上げていく必要があると思います」
それでも前向きな材料は多い。個人としては「怪我なくシーズンを戦い抜くこと」を目標に掲げ、持ち味であるキックやリスタートから、より多くの得点に関与していく構えだ。コンビを組む中川との関係性も日に日に深まり、ピッチ上での連動性も高まりつつある。
チームとしても戦術理解をさらに深め、積み上げを続けていくことで、タイトル獲得への距離は確実に縮まっていく。その中で、小西は自分にしか出せない価値を発揮し続ける覚悟を、この一戦を通して改めて強くした。
「自信を持ってやっていきたい。自分にしか出せないものがやっぱりあると思っています。そこはチームの助けになれると思うので、どんどん出していきたい。もっと得点につながるプレーを見せないといけない」
昨季途中から柏に加入し、瞬く間にチームの核となった小西。加入2年目となる今季は、局面を一発で打開できる左足で、より多くのゴールを演出する。タイトルを目指す戦いの中で、その存在感はさらに大きくなっていくはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)





















