韓国人監督がサプライズ登場 A代表指揮も電撃解任…ファンが示した”強い愛情とリスペクト”

サプライズ登場した元インドネシア代表監督のシン・テヨン氏【写真:(C)AFC】
サプライズ登場した元インドネシア代表監督のシン・テヨン氏【写真:(C)AFC】

元インドネシア代表のシン・テヨン監督

 AFCフットサル・アジアカップが、1月27日よりインドネシアのジャカルタで開催されている。大会初日のインドネシア代表と韓国代表の試合には6,360人の観衆が集い、自国のフットサル代表に大声援を送った。しかし、この試合で最も大きな声援を浴びたのは、スタンドにサプライズで現れていた人物だった。

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 その人物とは、サッカーの元インドネシア代表のシン・テヨン監督だ。過去に韓国代表でも指揮を執った元韓国代表選手は、2019年から2025年にかけてインドネシア代表の監督を務め、2026年の北中米ワールドカップ予選では、チームを見事に最終予選まで導いていた。最終予選でもシン・テヨン監督の率いたインドネシアは、強豪サウジアラビアから勝利を挙げるなど、めざましい成果を上げて3位つけていた。しかし、25年1月にインドネシアサッカー協会は、シン・テヨン監督を電撃解任し、新たに元オランダ代表FWパトリック・クライファート監督を迎えた。その後、インドネシア代表は最終予選で敗退を喫して、初のW杯出場権獲得を逃し、クライファート監督も解任されている。

 解任後にシン・テヨン監督は、不満を示しつつもインドネシアを大切に思う気持ちを表明し、「インドネシアを愛しているので、頻繁に戻ってきたい」とコメントしていた。そして今回、インドネシア代表と韓国代表が2002年以来のインドネシア開催となったフットサル・アジアカップのオープニングマッチで対戦することとなり、ジャカルタを再訪したようだ。

 16,500人収容の会場で最初にシン・テヨンコールが沸き起こったのは、ハーフタイムの時だった。シン・テヨン監督は、嬉しそうな表情で両手を挙げて手を挙げて大歓声に応えた。それに応じるようにスタンドの声援もボリュームアップした。また5-0とインドネシア代表が大勝した試合後には、再びこの日一番のシン・テヨンコールが発生。韓国人監督は声援に応えるとともに、ピッチの方に声援を送ってほしいという謙虚なジェスチャーも見せていた。

 アジアを驚かせる解任劇にあった韓国人指揮官だが、今もインドネシアの人々は母国のサッカー代表を史上初のアジアカップ決勝トーナメント進出に導くなど、その強化に尽力して結果も残したシン・テヨン監督に、強い愛情とリスペクトの念を抱いている。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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