森脇が延長後半に劇的決勝弾! 浦和が済州との120分の死闘制し、2戦合計3-2でACL8強進出

第1戦0-2からの大逆転! 2007年以来のアジア制覇へ前進

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)8強を懸けた浦和レッズと済州ユナイテッド(韓国)の一戦は、“伏兵”の劇的な一撃で死闘に終止符が打たれた。31日に行われた本拠地での第2戦は、浦和がFW興梠慎三とFW李忠成のゴールで2-0とリードして90分間を終了。2戦合計2-2で突入した延長後半9分に、DF森脇良太が決勝ゴールを決め、2戦合計3-2で勝利した。

 24日に敵地で迎えた第1戦で0-2の完敗を喫した浦和は、このゲームで少なくとも2-0の勝利が必要な状況でキックオフを迎えた。浦和はここまで大会5試合出場5ゴールのFWラファエル・シルバが負傷欠場し、日本代表に初選出されたばかりのMF宇賀神友弥もコンディション不良で欠場、両ワイドにMF駒井善成とMF関根貴大のアタッカーを置く攻撃的な布陣でスタートした。

 序盤から攻勢を仕掛けた浦和がスコアを動かしたのは前半18分、FW武藤雄樹が左サイドでファウルを受けると、キッカーはMF柏木陽介が務める。中央に入れたボールを興梠が打点の高いヘディングで合わせると、ボールはファーサイドのポストに当たってゴール内に転がり込んだ。

 その後も攻撃的にゲームを進める浦和は、同29分にはFW李忠成のクロスをファーサイドで関根が合わせたがわずかに枠外。同31分にはゴール正面から李がコントロールしたミドルシュートを放ったがポストを直撃と、鋭い攻撃でゴールに迫った。

 すると同33分、ゴール正面から興梠が少し浮かせたスルーパスを左前方に送ると、走り込んだ李が左足でゴールに流し込み、2-0とトータルスコアを2-2の同点に持ち込み前半を終えた。

 

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