日本代表が伝えた「知ってもらいたい」 今季のMVP…GKの価値は「年々上がってきている」

鹿島GK早川友基がクリニックに参加
JリーグMVPのGK早川友基がGKクリニックに参加し、育成年代の子どもたちに熱血指導を行った。日本代表にもデビューするなど充実のシーズンを過ごした守護神は「日本のGKといえば早川と思ってもらえるようプレーはもちろん、こういった活動をしていることを知ってもらいたい」と語った。
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早川は12月26日に東京都内で、翌27日に横浜の桐蔭横浜大学で行われたGKクリニックに参加。小学生と中高生を対象に2部形式で選手たちを指導した。これは早川がメンバーの一員である「GKP(ゴールキーパープロジェクト)」による活動の一環。27日に行われたクリニックには早川のほかに高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップス)、福井光輝(セレッソ大阪)、ポープ・ウィリアム(湘南ベルマーレ)、長谷川洸(モンテディオ山形)、児玉潤(コンサドーレ札幌)、藤田和輝(アルビレックス新潟)、早坂勇希(いわきFC)、田川知樹(カターレ富山)、遠藤雅己(奈良クラブ)、北村海チディ(藤枝MYFC)の現役選手、さらに秋元陽太、柴崎貴広と元プロ2人を加えた13人のメンバーが参加。「日本一豪華なGKクリニック」と銘打つにふさわしいものとなった。
クリニックを終えた早川は開口一番「まずは純粋に自分が楽しんでいましたね」と一言。指導には熱が入り、誰よりも大きな声で選手を鼓舞した。
選手たちへ技術を教えるにあたっては「当たり前のことを当たり前にできるようにすることで、よりレベルが高いところへいった時に直面する壁は少なくなり、乗り越えられる」と基礎技術の重要性を強調。さらに「プレーを言語化して話すだけではなく、理解してもらわないといけない。見て教えることもそうだけど、身体を使って体感させることが重要なんだとあらためて思いました」と直に育成年代の選手と触れ合った経験を振り返った。
今季は所属する鹿島アントラーズでリーグ制覇、そしてMVPも獲得。日本代表デビューも飾るなど充実のシーズンを過ごした。GKがチームを勝利に導くことができることを圧巻のパフォーマンスで証明した26歳は「GKの見られ方は昔とは変わってきていると思います。GKにスポットが当たる範囲は以前よりも増えていますし、そのなかでチームの優勝があっての自分のMVPだったと思いますけど、GKの価値は年々上がってきていますし(鈴木)彩艶を筆頭に海外で活躍する選手も増えている。自分もそういう立場になっていきたいですし、これから日本のGKといえば早川と思ってもらえるようプレーはもちろん、こういった活動(GKクリニック)をしていることを知ってもらいたいです」と語った。



















