15歳でドイツ挑戦…講義で伝えた「苦しいときもあるけど」 欧州クラブが筑波大を訪問

ボーフムが筑波大学を訪問した時の様子【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
ボーフムが筑波大学を訪問した時の様子【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

ボーフムが筑波大学を訪問し、長田莉奈が講義「楽しくサッカーしてほしい」

 ドイツ・ブンデスリーガ2部のVfLボーフムは11月、パートナーシップ契約を結んでいる筑波大学を訪問した。女子トップチームに所属するFW長田莉奈(リナ・バックハウス)が、日本とドイツの違いなどを講義。15歳でドイツに渡って感じた自身の経験を伝えると、興味津々の学生たちからは質問が相次いだ。

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 JFAアカデミー福島で育ち、ヴェルダー・ブレーメンのGK長田澪を兄に持つ長田。U-17ドイツ代表に選ばれた経験もあり、「これから海外を目指す選手はこのなかにもいると思いますが、自分からアドバイスというか、自分もすごい意識しているし、意識した方がいいかなと思うことが4つあります」と話した。

 そのなかで、「サッカーをやっているからこそ開く海外へのドアに、ぜひチャレンジしてほしい」と伝えた長田。「サッカーを通して、何かを一生懸命努力することでどう成長するか楽しんでほしい」「苦しいときもあるけど楽しく1日1日ずつ生きてほしい」「楽しくサッカーしてほしい」などと思いを語った。

 また、今回来日したボーフムの役員兼マーケティング責任者を務めるアンドレアス・クルイ氏、国際部門担当者のヨナ・サッセ氏、U16-21スポーツダイレクターのマクシミリアン・コーゲル氏、インターナショナルコーチのジモン・ハルザー氏への質問コーナーも。長田が通訳を務め、さまざまな質問へと回答した。

 ボーフムが他のクラブと差別化をするために、どのような戦略をとっているかという質問には、「ファンとの距離が近く、選手が地域に根ざした活動を行うことで、『私のクラブ』という一体感を醸成しています。ファンがクラブの一員であると感じられるような環境づくりに力を入れています」などと答えた。

 予定していた時間を大幅にオーバーする盛り上がりとなった講義の後、ボーフムの幹部らは筑波大学トップチームの練習を見学。その後には、小井土正亮監督とも意見交換を交わした。日本ではまだあまり馴染みのないサッカークラブと大学の提携だが、ボーフムと筑波大学から生まれる相乗効果に期待したい。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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