J2クラブ10番→J3へ「信じられん移籍」 在籍6年も…地元愛で決断「え、ほんとに?」

山口へ移籍した野村直輝【写真:アフロ】
山口へ移籍した野村直輝【写真:アフロ】

山口県下関市出身の野村直輝が、大分から山口へ完全移籍で加入した

 レノファ山口FCは12月24日、大分トリニータからMF野村直輝を完全移籍で獲得したと発表した。山口県下関市出身で背番号10のベテランミッドフィールダーによる地元クラブへの電撃加入に、ファンからは「まさか来てくれるとは」「アツすぎる」と大きな反響を呼んでいる。

 34歳の野村は日本経済大から2014年に横浜FCへ加入し、プロキャリアをスタートさせた。その後、徳島ヴォルティスを経て2020年から大分でプレー。今季は大分で6シーズン目を戦っていた。過去にはJ1でのプレー経験もあり、高い技術とリーダーシップを兼ね備えた攻撃的ミッドフィールダーとして知られている。

 野村にとって山口は、高校時代に国体メンバーとして当時の所属選手らとともに戦った縁深い地だ。リリースを通じて野村は、中学生時代に維新百年記念公園ラグビー・サッカー場で観戦した思い出や、地域リーグ時代の試合にも足を運んでいたエピソードを披露。J3降格という苦境に立つ地元クラブに対し「山口県の為に力になれるなら」「心が燃える場所で闘いたい」と熱い決意を表明した。

 この地元愛あふれる移籍劇に、SNS上では「まさか来てくれるとは」「アツすぎる」「コメントに涙です」「すげーほんとに来た」「おかえりなさい」「まじかよ。正直信じられん移籍」「え、ほんとに?」とコメントが寄せられている。J3から1年でのJ2復帰を目指す山口にとって、これ以上ない精神的支柱の獲得となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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