冨安健洋が感謝「時間を削って僕に」 明かした恩人…居なければ「ここまで戻せていない」

アヤックスに加入した冨安健洋(写真はアーセナル在籍時)【写真:産経新聞社】
アヤックスに加入した冨安健洋(写真はアーセナル在籍時)【写真:産経新聞社】

アヤックスと契約「熱量が高かったというか、僕のことを信頼しているというか」

 日本代表DF冨安健洋が、12月21日に帰国した。今年7月にイングランド1部アーセナルと契約解除してから無所属でリハビリを続けていたが、現地時間16日にオランダ1部アヤックスと契約。無所属だった約5か月間を振り返り、「この決断をしてよかったなと思えるかどうかは結局、自分次第なので」と語った。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 アヤックスとの契約を結び、帰国した空港で取材に応じた冨安。「もちろん他のチームの監督さんだったりとも喋って、そのなかで決めましたけど。熱量が高かったというか、僕のことを信頼しているというか、信じてくれていると感じたので、アヤックスに決めました」と、新天地を選んだ決め手を明かした。

 同僚となった日本代表DF板倉滉とは、「決める前にもちろん連絡を取っていましたし、クラブの状況だったりというのは話して決めました」と冨安。さらには、契約後にも「滉くんといろいろとチーム内部の細かいことだったり、戦術だったりを話すことができたので、いい準備になったかなと思います」と話した。

 アーセナルとは双方合意で契約解除に至ったが、「たぶん世界的に見ても怪我のなかで退団を選ぶというのはなかなか無い決断だと思うんですけど、それが僕にとってベストだったと思っています。退団を決めた瞬間もそれがベストだと思っていたし、今振り返っても、それがベストだったと思う」と振り返る。

「これからは特に自分次第なので。また振り返ることはあると思うんですけど、振り返ったときにこの決断をしてよかったなと思えるかどうかは結局、自分次第なので。そう自分を思わせる準備はできていますし、だからこそ、自分自身にフォーカスすると言わせてもらいましたし、ここからは自分次第だと思います」

 また、この5か月を「長かったです」と明かした冨安だが、「最後の数か月は逆に早かったというか、一気に軌道に乗ればグッときたなという感じ」と復帰への手応えも。「でも、サッカーをする楽しさだったり、喜びだったりというのを改めて感じることができた期間でした」とポジティブに過ごしたという。

「あとは改めてたくさんの人に支えられて。僕の身の回りの人だったり、エージェント、あとはトレーナーももちろんそうですし、家族、友達だったり。あとは街中で会うサポーターの人たちからも、『待ってるよ』という言葉をもらいながら生活できたので。改めて良いものを得られた期間だったなと思います」

 そのなかでも感謝するのは、トレーナーだ。「本当にかなり時間を削って僕に費やしてくれているところもあるので、彼には感謝しかないです。彼じゃないとたぶんここまで戻せていなかったかもというくらい難しいものでもあったので、感謝したいですね」。恩返しのためにも、ピッチで躍動する姿を見せる。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド