鹿島の守護神・早川友基が今季J1のMVP! 日本代表としても活躍…GKの受賞は15年ぶりの快挙

GKのMVPは、楢崎正剛氏が2010年に獲得して以来15年ぶりの快挙
今季のJ1リーグ各賞の表彰を行うJリーグアウォーズが12月11日、横浜アリーナで開催された。最優秀選手賞(MVP)は鹿島アントラーズのGK早川友基が受賞した。GKとしては2010年の楢崎正剛氏以来、15年ぶり2人目の受賞となった。また、クラブでは2009年の小笠原満男氏以来、16年ぶり4人目の快挙となった。
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現在26歳の早川は明治大学を卒業した2021年に鹿島へ加入。23年から守護神として活躍し、今季はリーグ戦38試合にフルタイムで出場。38試合でわずか31失点、16試合でクリーンシートを達成した。
まさに守護神と言える活躍ぶりを見せた1年だった。リーグ第37節の東京ヴェルディ戦では、決定機を何度も防いで完封勝利の立役者になった。「早川が止めてくれてから勝った」と言える試合が今季は何度もあった。
日本代表としても7月に行われたE-1選手権の中国戦でデビューを飾り、11月の2連戦でゴールを守り、それぞれ無失点に抑えた。早川にとって鹿島の選手としても、日本代表の守護神としても飛躍の一年になった。
MVP受賞のインタビューでは「このような本当に素晴らしい賞をいただき本当に嬉しく思います、ありがとうございます。小さい頃からサッカー選手を夢見てプレーしてきました。そしていつかJリーガーになって活躍し、ワールドカップへ行って優勝したいという思いも芽生えました。少しずつ小さい頃からステップを踏み続け、まずJリーガーになってここに立てたことは本当に嬉しく思います。また、小さい頃からたくさんの人に本当に支えていただいたと思います。その方に本当にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます」と感謝の思いを述べた。
そして、「またこの賞は優勝なくして得るものはなかったと思うので、本当に厳しいシーズンを戦い抜いてきたチームメイト、自分に関わってくださった皆様に感謝して、より今後頑張っていきたいなと思います」と鹿島の同僚への感謝も口にした。
「最後にゴールキーパーでMVPを受賞するというのは2回目ということで、今回自分がJリーガーでこのMVPを受賞したことによって少しでも小さい子がゴールキーパーをやりたいな、早川選手みたいになりたいなと思ってもらえるような選手になりたいと思います。自分もゴールキーパーがより素晴らしいポジションだと思ってもらえるように、そういった活動や表現をどんどん発信していきたいなと思います。本当にこの賞をいただけて嬉しく思います。今日はありがとうございました」と最期に締めくくった。



















