森保JがW杯で避けたい“勝率0%”の難敵 南米とも同居なら地獄か…未知のケース誕生の可能性も

“地獄の組”をシミュレーション
国際サッカー連盟(FIFA)は現地時間12月5日、2026年に開催される北中米ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会を米ワシントンで実施する。最高成績となるベスト8、さらにその先への勝ち進みが期待される森保ジャパン。過去7大会のグループリーグ(GL)成績から見た“地獄”の組み分けをシミュレーションする。
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過去の対戦実績を見ると、本大会で大きな砦として立ちはだかるのはやはり南米勢だ。1勝3敗の勝率25%で、そのうちの1勝となる2018年ロシア大会でのコロンビア戦も試合序盤に相手が退場者を出す運に恵まれた。しかも、GL3戦目で南米勢との対戦となった大会はいずれも予選敗退の憂き目に遭っている(2006年ドイツ大会・2014年ブラジル大会)。GL2戦目での対戦実績もなく、同居したとしても初戦で思い切って当たりたいところか。
対戦試合数がわずか2試合ではあるものの、実は勝ったことがないのが北中米カリブ海勢(フランス大会:1-2ジャマイカ、カタール大会:0-1コスタリカ)。今回のポット分けを見ても、ポット3のパナマ、ポット4のキュラソーやハイチといった顔ぶれは不気味だ。大陸間プレーオフの結果次第ではジャマイカとスリナムも含まれる。前回のコスタリカのように、FIFAランキングで格下だとしても割り切った戦い方をされては、勝ち点を稼ぐことは容易ではないかもしれない。
ポット1から南米強豪、ポット3から欧州予選を爆発的な攻撃力で突破したノルウェーが引き当てられるケースを最悪シナリオとした場合、“地獄の組”は次の通りか。
○ポット1:アルゼンチン or ブラジル
○ポット3:ノルウェー
○ポット4:キュラソー or ハイチ or ジャマイカ or スリナム
ポット4の選択肢は広くなってしまったものの、いずれもベールに包まれた相手が多いという点は共通しているかもしれない。また、大陸間プレーオフに臨むスリナム代表には旧宗主国のオランダにルーツを持つ選手が多くいる。本大会出場を決めた場合、日本以外にとってもやっかいな対戦相手となりそうだ。
開催国&オセアニア勢と同居したらどうなるか
日本のW杯組み合わせ抽選会の結果は、天国か地獄か以外にも“未知”というケースも想定される。開催国と同居した例はこれまでになく、オセアニア勢との対戦もアジアサッカー連盟転籍前のオーストラリアのみ(2006年ドイツ大会)。南米勢との相性の悪さも考えつつ、予選突破の先行きが見えづらい組が構成されるとしたら以下のパターンか。
○ポット1:カナダ or アメリカ or メキシコ
○ポット3:パラグアイ
○ポット4:ニュージーランド or ニューカレドニア(大陸間プレーオフ突破の場合)
ポット3はノルウェーという選択肢になっても怖い。完全アウェーとなるホスト国と対峙しつつ、W杯での対戦経験が少ない相手へのケアも怠れない痺れる組み合わせとなるか、組み合わせ抽選会の行方から目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















