「地獄のようだった」と今季低迷を嘆いたベンゲル “トップ4陥落”のアーセナルを襲う新たな苦悩

アーセナルはあと一歩届かず、5位で20年ぶりにCL出場権を逃す

 アーセナルは21日、プレミアリーグ最終節でエバートンと対戦し、3-1で勝利を収めた。しかし、4位リバプールもミドルスブラに3-0で勝利したため、順位の変動なく5位でのシーズン終了が確定。19季連続で手にしてきた来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃す結末となった。

 終盤こそリーグ5連勝と破竹の勢いを見せ、トップ4入りへの執念を見せたアーセナルだったが、2017年に入ってからは不振に陥り、優勝争いからは早々に脱落。アーセン・ベンゲル監督はエバートン戦後、チームがこれまで最悪な雰囲気に包まれていたことを明かしている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

「我々は1月以降、あらゆる理由で非常に難しい環境下に置かれていた。とにかく、選手たちの扱いにとても苦悩したんだ。その他の理由は後日にでも話すが、このチームにおける精神的な環境は、まさに地獄のようなものだった。私の個人的な状況も、その一因となってしまったのかもしれない」

 アーセナルを指揮して21年目を迎えたベンゲル監督だが、今季の不振によりサポーターから「Wenger out」のフラッグを掲げられるなど、各方面から退任を強く要求されていた。自身も厳しい立場にあったが、それ以上に頭を悩ませていたのは、選手たちの精神面の管理にあったようだ。

 

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