日本代表は「やっぱり特別な場所」 欧州2部でも継続選出に「今シーズンは懸けている」

中村敬斗が代表への思いを語った
今夏の移籍市場でフランス2部スタッド・ランスに残留することとなった日本代表MF中村敬斗が「今シーズンは日本代表に懸けている」と、あらためて日本代表活動への強い思いを口にした。
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11月14日に行われる国際親善試合のガーナ戦に向けた前日練習を終えた後、取材に応じた中村は、「ブラジル戦の後半みたいな戦いができれば良い試合ができると思います。前半も失点はしましたが、それ以外の部分はやられていなかったと思うので、決めるところを決めて良い試合にしたい」と、10月に歴史的初勝利を挙げたブラジル戦(3-2)からの流れを継続したいと語った。
その試合でゴールを決めていた中村は、「ブラジル戦で得点をして、自チームに帰っても得点をしていますが、自チームに関しては昨シーズンとさほど変わらないので、やらなければいけないことはたくさんあります。でも、代表に来たらみんなうまいので、しっかり合わせるというわけではないですが、常に全力を出せる状態なので、やっぱり特別な場所という感じがします」と、日本代表でのやりがいを強調した。
日常からより高いレベルでのプレーを望んでいた中村は「リーグ2に残ることになってしまったので、個人的にはすごく残念。でも、やっぱり仕方がないんで。この1年はW杯もあるので、僕の中でははっきり言って代表に懸けていますね」と、きっぱり。
この11月のガーナ戦、ボリビア戦は、アフリカ、南米強豪との2連戦になる。フランスでアフリカ人選手とも多く対峙してきた中村は「去年、おととし、リーグ1でやって、今年はリーグ2なので、(アフリカ人選手と)直接対峙する機会は今年減ってしまったのですが、身体能力の高い黒人選手は多いので楽しみですね。自信を持って仕掛けることが大事だと思います」と言い、アフリカ人選手の警戒点として「シンプルに足が速かったり、フィフティフィフティのボールの争いは強い。もたもたしていると狩られる印象がある」と自身の経験をもとに語った。
試合が行われる豊田スタジアムは、中村が代表初ゴールを挙げたエル・サルバドル戦(6-0)が行われた場所でもある。2年5か月ぶりとなる会場での試合に「あれ以来、代表は豊田スタジアムで試合をしていないと思うので、感慨深いですね。初ゴールして2年半ぶりに帰ってこられたので嬉しいです」と振り返る。
そして、「この2年半、コンスタントに選んでもらえていたので、個人的にすごく嬉しいですし、当時『生き残りを懸けて』と言っていましたが、それは達成できているのかなと思います」と、当時「2」だった代表キャップ数を「20」に伸ばし、すでに日本代表として9つのゴールを記録したアタッカーは感慨を口にしつつも、「出た時にやるだけ。W杯まで残りの活動も今回と3月の2回だけなので、すごく大事にしたい。どうしても自チームの時間は長くなるので、代表にいるこの期間を大事にしたい」と、これまで以上に充実した活動にしたいと前を向いた。
(河合 拓 / Taku Kawai)



















