“新WB”の「名前を考えて」 堂安律が新境地…攻守に万能で「監督としては助かる存在」

ブラジル相手でも守備で強みを発揮
日本代表MF堂安律が“新境地”を開いた。11月13日は豊田市内でキリンチャレンジカップ2025ガーナ戦に向けた公式練習に臨んだ。劇的な逆転勝利を演じた10月のブラジル戦でもウイングバックとして圧倒的なパフォーマンスを発揮した堂安は「ちょっと新しいポジション」と表現。森保ジャパンや所属クラブで重宝される自らの強みを解説した。
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豊田スタジアムに響いた声。公開された冒頭15分の練習で堂安はチームを牽引するように周囲とコミュニケーションを図った。今回はムードメーカーでリーダーのDF長友佑都が不在。堂安は「佑都くんには出せないものは間違いなくあると思う」としつつも「彼に依存してはいけないのも分かっている。自分たちの色で自分たちのやり方で行動できたら」と引っ張る。
対するはガーナ。アフリカの難敵とW杯前に対戦できることは大きい。10月には強豪ブラジルを史上初めて倒し、自信をつけた。年内最後の一戦に向けて、勝って締めくくりたい。
ポイントとなるのは堂安のウイングバック。ブラジル戦では守備でも圧倒的な存在感を見せ、世界レベルを見せつけた。自身のポジションについて「何でもできるウイングバック」と説明した。
「守備はハードワークさは間違いなく求められていると思いますけど、あとは攻撃的にいきたいけど5枚にしなくちゃいけない状況は多い。おそらく森保さんも攻撃的に行きたいけどやっぱり守備をおろそかにしちゃいけない。フランクフルトの監督もそうだけど、本来彼らは絶対4バックをしたい監督。チーム上何か変えなくちゃいけない状況で僕みたいにやってくれる人がいると、4バック気味にした時に僕が前にいる状況で、チームとして2色を打ち出せる。監督としては助かる存在なのかなと思いますし、監督のやりたいようなシステムに1つ変化を加えられるというのはちょっと新しいポジションなのかな」
攻撃型3バックとして北中米W杯アジア予選から積み重ねてきたが、そのなかで「何でもできるウイングバックは非常に面白いと思ってサッカーをしている」といい、「新しい名前を考えてください(笑)」と求めた。新たな境地を開き、W杯に向けて突き進む日本の10番。ガーナ戦でも見せてくれるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)




















